finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

「いよぎんHD」海事都市を支え最高益 外債運用も奏功、今期の見通しは…?

若山 卓也
若山 卓也
金融ライター
2024.06.26
会員限定
「いよぎんHD」海事都市を支え最高益 外債運用も奏功、今期の見通しは…?

新NISAのスタート、日経平均株価の史上最高値更新、日銀の国内マイナス金利政策の解除など、日本経済がさまざまな局面を迎えている昨今、Finasee編集部が厳選した「躍進する日本企業」を紹介していくシリーズ。今回は「いよぎんホールディングス」について解説します。

株式市場でいよぎんHDが注目を集めています。2024年6月11日までの5年間で株価は2.6倍に上昇しました。金利が上昇し、業績の拡大を期待した買いが向かったとみられます。また、いよぎんHD固有の要因として、債券運用で大きな利益を確保したことも背景にあるとみられます。

出所:Yahoo!ファイナンスより著者作成

いよぎんHDはどのような企業なのでしょうか。概要と直近の業績を押さえましょう。また今期の業績予想と新しく公表した中期経営計画(2024年度~2026年度)も紹介します。

海事都市を支える銀行 貸出の2割は海運業

いよぎんHDは愛媛県を地盤に持つ金融グループです。伊予銀行を中核に、リースや証券、保証業務といった金融サービスを担っています。傘下のシステム会社は、グループ向けだけでなく一般企業向けにもサービスを提供しています。

【主要子会社の業績(2024年3月期)】

  経常収益  純利益   
 伊予銀行 1729億円 378.67億円
 いよぎんリース 170億円 5.55億円
 四国アライアンス証券 18億円 0.18億円
 いよぎん保証 21億円 8.56億円
 いよぎんコンピュータサービス 29億円 1.65億円

出所:いよぎんHD 決算説明会資料

愛媛県は海運業や造船業、船用工業といった海事産業が集積する地域です。造船所は県内に22事業所あり、今治圏域は外航船保有隻数が全国1位、宇和島圏域は海面養殖業の生産額が全国1位となっています(出所:いよぎんHD 決算説明会資料 参考資料編)。

こういった地域性から、いよぎんHDは貸し出しの多くを海運業が占める特徴を持っています。

【業種別貸出金残高 構成比上位5業種】
・運輸業:23.3%
・製造業:12.9%
・卸売・小売業:10.3%
・各種サービス業:8.9%
・不動産業:6.3%
※運用業のうち海運:20.9%

出所:いよぎんHD 決算説明会資料 参考資料編

株式市場でいよぎんHDが注目を集めています。2024年6月11日までの5年間で株価は2.6倍に上昇しました。金利が上昇し、業績の拡大を期待した買いが向かったとみられます。また、いよぎんHD固有の要因として、債券運用で大きな利益を確保したことも背景にあるとみられます。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
次のページ 運用益を確保できた理由
1 2 3

関連キーワード

  • #地域金融機関

おすすめの記事

上位ファンドで「オルカン」への集中度が高まる、国内株に強気=2026年7純流入額トップ20

finasee Pro 編集部

AI集中相場の先に何が待つ? MFSインベストメント・マネジメントマロニーCEOに聞くアクティブ運用の“復権”と債券・日本株の投資機会

finasee Pro 編集部

国内株式のアクティブ「大型」に純流入急拡大、アクティブ「米国株式」は11カ月連続で純流出=26年7月投信概況(アクティブ・パッシブ)

finasee Pro 編集部

SBI証券の売れ筋は「S&P500」や「NASDAQ100」が復調、国内株では「日経225」が衰えて「TOPIX」が好調

finasee Pro 編集部

「口座を開く」から「資産形成が根づく」へ――日証協の調査が示す国民皆資産形成への次の一手

文月つむぎ

著者情報

若山 卓也
わかやま たくや
金融ライター
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
「支店長! 私たちが投資信託を販売する目的は何ですか?」
上位ファンドで「オルカン」への集中度が高まる、国内株に強気=2026年7純流入額トップ20
「支店長! 正直なところ顧客本位と顧客満足の違いが分かりません」
「支店長! ノルマから解放されたいです!」
顧客の「将来」と「今」に価値を提供し、地域に好循環を生み出すのがFFGの使命 case of 福岡銀行/ふくおかフィナンシャルグループ
【連載】藤原延介のアセマネインサイト㉞
変動の大きい市場環境の中、投信市場への資金流入は過去最高に
広島銀行の売れ筋で「ポラリス」と「世界経済インデックス」が逆転、米国株は「S&P500」より「メジャー・リーダー」
「口座を開く」から「資産形成が根づく」へ――日証協の調査が示す国民皆資産形成への次の一手
【第1回】株式ファンドは何を見て選ぶのか
浜銀TT証券の売れ筋トップ10 は焦点なき混沌、トップが「ゴールド」で債券ファンドもランクイン
日経平均が下落しても「国内株式型」に約5564億円の資金流入、新設の「テック・リーダーズ」や「構造変化日本株」が大型化=26年7月投信概況
「口座を開く」から「資産形成が根づく」へ――日証協の調査が示す国民皆資産形成への次の一手
SBI証券の売れ筋は「S&P500」や「NASDAQ100」が復調、国内株では「日経225」が衰えて「TOPIX」が好調
上位ファンドで「オルカン」への集中度が高まる、国内株に強気=2026年7純流入額トップ20
個別商品から、経営の仕組みへ―金融庁モニタリング結果(FDレポート)が示した顧客本位の次の段階―
国内株式のアクティブ「大型」に純流入急拡大、アクティブ「米国株式」は11カ月連続で純流出=26年7月投信概況(アクティブ・パッシブ)
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」第20回:生活道路の「30キロ規制」が各セクターにもたらす意外な影響とは

【第1回】株式ファンドは何を見て選ぶのか
顧客本位と投信ビジネスの成長を両立させるアクティブファンド活用論
AI集中相場の先に何が待つ? MFSインベストメント・マネジメントマロニーCEOに聞くアクティブ運用の“復権”と債券・日本株の投資機会
【第1回】株式ファンドは何を見て選ぶのか
「支店長! お客さまとの雑談が大切とおっしゃいますが、何を話していいかわかりません。時間もありません!」
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」第20回:生活道路の「30キロ規制」が各セクターにもたらす意外な影響とは

個別商品から、経営の仕組みへ―金融庁モニタリング結果(FDレポート)が示した顧客本位の次の段階―
「売る」から「支え続ける」へ――「プログレスレポート2026」が示す資産運用サービス改革の現在地
顧客本位と投信ビジネスの成長を両立させるアクティブファンド活用論
2026年3月期の地銀・第二地銀「預り資産取扱い動向」を読み解く
広島銀行の売れ筋で「ポラリス」と「世界経済インデックス」が逆転、米国株は「S&P500」より「メジャー・リーダー」
「事業者支援で銀行は儲かるのか?」に対する答えは……新プログレスレポートに見る金融庁の“経産省化現象”
GPIFの国内投資を国富の拡大につなげるには――「金利のある世界」で問い直す年金運用
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2026 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら