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J-REIT Report

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人気アナリストに聞く、J-REIT市場の「これまで」と「今後」(前編)

finasee Pro 編集部
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2023.09.26
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J-REIT Report<br />人気アナリストに聞く、J-REIT市場の「これまで」と「今後」(前編)

インカム資産が市場で枯渇する中にあって、円建てで一定のインカムが期待できるJ-REITは、地域金融機関にとってもはや不可欠な存在となっているが、バブル後の最高値を更新する日本株とは対照的に、足元のJ-REIT市場は伸び悩んでいる。 しかし、本業からの収益低下を有価証券運用益で補う多くの地域金融機関にとって、ヘッジコストや金利リスクの上昇を踏まえれば、J-REITへの投資意義は依然として大きい。当シリーズでは、J-REITや不動産市場に関わる専門家へのインタビューを通じて、市場復調の兆しを探っていく。 第1回は、SMBC日興証券で株式調査部マネージング・ディレクター、シニアアナリストの鳥井裕史氏に、コロナ禍以降のJ-REIT市場の整理と今後の見通しを聞いた。

SMBC日興証券 株式調査部 マネージング・ディレクター シニアアナリスト 鳥井裕史氏

――まずは、コロナ禍から足元までのJ-REIT市場がどう推移してきたのかを振り返っていただけますか。

2020年はコロナ禍による収益悪化リスクが懸念されて大きく下落した後、2021年は収益改善への期待から一度市場は戻りを見せました。しかし2022年に入ると国内でも金利上昇リスクが意識されはじめ、J-REITは金融商品の観点では魅力が低下していきました。そして2022年後半から2023年前半にかけては、国内の金利上昇リスクとオフィス市況の低迷に、海外クレジット市場の悪化リスクが重なって、J-REITは三重苦とも呼べる苦しい局面が続きました(図1)。

SMBC日興証券 株式調査部 マネージング・ディレクター シニアアナリスト 鳥井裕史氏

――まずは、コロナ禍から足元までのJ-REIT市場がどう推移してきたのかを振り返っていただけますか。

2020年はコロナ禍による収益悪化リスクが懸念されて大きく下落した後、2021年は収益改善への期待から一度市場は戻りを見せました。しかし2022年に入ると国内でも金利上昇リスクが意識されはじめ、J-REITは金融商品の観点では魅力が低下していきました。そして2022年後半から2023年前半にかけては、国内の金利上昇リスクとオフィス市況の低迷に、海外クレジット市場の悪化リスクが重なって、J-REITは三重苦とも呼べる苦しい局面が続きました(図1)。

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