finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

来場者が参加型で共有「ファイナンシャルウェルビーイング」と「金融経済教育」の最前線、J-FLEC初の官民イベント共催

Finasee編集部
Finasee編集部
2024.10.08
会員限定
来場者が参加型で共有「ファイナンシャルウェルビーイング」と「金融経済教育」の最前線、J-FLEC初の官民イベント共催

国民の金融リテラシー向上を目的に2024年4月に設立された金融経済教育推進機構(J-FLEC)。全国の学校や企業、地域の集まりなどでの講義やセミナーを通じ、広く金融経済知識を啓発する役割を担う。9月26日、J-FLEC初の官民共催イベントとしてSMBCグループと「ファイナンシャルウェルビーイングと金融経済教育」を東京・大手町で開催した。企業の人事部門担当者、金融経済教育や人的資本経営に興味がある人など115人が参加。金融経済教育の現状からファイナンシャルウェルビーイング(FWB)への取り組みを進める企業の事例まで最新情報を共有し、来場者は学びを深めた。

金融知識に自信がある人は1割強にとどまる

税金、社会保障制度、年金など、生活に不可欠な金融知識に自信がある人はわずか1割強。2022年7月に公表されたJ-FLECの調査で明らかになった結果だ。J-FLECの安藤聡理事長は「調査では『金融経済教育を受けた』と認識している人が7.1%。さらに『金融知識に関して自信がある』と答えた人は1割強にとどまる。年齢別、地域別にも正答率に差があることから、日本では金融経済教育が絶対的に不足しているのではないか。こうした課題認識のもとに4月にJ-FLECが官民一体の組織として発足した」とJ-FLEC誕生の経緯を説明。

さらに米国では、金融経済教育を受けたという人が約20%もいることに言及。自身の駐在経験を引き合いに、米国では家族のみならず友人や同僚ともお金の話をオープンにする環境がある一方、日本はその逆で、周囲とお金の話をすることははばかられる風潮にあると指摘した。

その現状を打破するために必要とされるのが金融経済教育の普及だ。J-FLECでは年齢層別に必要な金融リテラシー(お金に関する知識・判断力)に関する資料を公表しており、個人では各自で金融リテラシーのチェックに活用できるほか、企業では効果的な従業員教育のための参考教材として活用できる内容となっているという。

講師派遣やセミナー開催で地域や学校を通じて幅広い世代への働きかけが進む一方、企業の従業員、いわゆる職域への金融経済教育も欠かせない。企業における従業員の金融リテラシー向上の意義について、三井住友フィナンシャルグループ伊藤文彦取締役 執行役専務は「従業員に対しての金融経済教育をしっかり提供することが企業へのエンゲージメントやモチベーションの向上につながる」と語った。

企業戦略として重視されつつある人的資本経営に触れた安藤理事長は、「経営者は人的資本経営を推進しなければ従業員のモチベーション向上、その結果として企業価値を高めることはできない」とコメント。従業員が求める企業研修についてのアンケート結果では、DXと資産形成が挙げられたとして、「投資のための勉強というより、税金など生活上必要な知識が不足していて生活上、若干不安があるということで、やはり金融経済教育の機会提供が一つのテーマ。小学生、中学生、高校生には学習指導要領に金融経済教育が盛り込まれており、すでにスタートしている。こうした世代が社会人になっていけばますます社会は豊かになっていくのではないか」と期待。一方で約7%しか金融経済教育を受けていないとの現状に、「全世代の方に教育の場を提供していくことが使命」と力を込めた。

会場ではスマホを利用した金融リテラシーに関するクイズが行われるなど、参加型のコミュニケーションを促す工夫が凝らされていた。

金融知識に自信がある人は1割強にとどまる

税金、社会保障制度、年金など、生活に不可欠な金融知識に自信がある人はわずか1割強。2022年7月に公表されたJ-FLECの調査で明らかになった結果だ。J-FLECの安藤聡理事長は「調査では『金融経済教育を受けた』と認識している人が7.1%。さらに『金融知識に関して自信がある』と答えた人は1割強にとどまる。年齢別、地域別にも正答率に差があることから、日本では金融経済教育が絶対的に不足しているのではないか。こうした課題認識のもとに4月にJ-FLECが官民一体の組織として発足した」とJ-FLEC誕生の経緯を説明。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
次のページ 最先端企業の取り組みとは?
1 2 3

関連キーワード

  • #金融リテラシー
  • #金融庁

おすすめの記事

常陽銀行の売れ筋で「日経225ノーロード」がトップに再浮上、「リスクオン」でバランスファンドより株式ファンドに軸足

finasee Pro 編集部

仕組商品のリスクは「複雑かつ複合的」なのか?

岡本 修

SBI証券で「半導体」に強気、日米の半導体インデックスファンドが売れ筋ランクアップ

finasee Pro 編集部

福岡銀行で「半導体」人気が爆発、「日本株」や「純金」の人気は後退

finasee Pro 編集部

マン・グループの洞察シリーズ⑱
AIとソフトウェアセクターが揺るがすプライベート・クレジット市場 : 真の投資機会を見極めるために

著者情報

Finasee編集部
ふぃなしーへんしゅうぶ
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
仕組商品のリスクは「複雑かつ複合的」なのか?
2026年3月期の地銀・第二地銀「預り資産取扱い動向」を読み解く
SBI証券で「半導体」に強気、日米の半導体インデックスファンドが売れ筋ランクアップ
福岡銀行で「半導体」人気が爆発、「日本株」や「純金」の人気は後退
「支店長! 接客について、先輩方のように自信が持てません。どうしたら自信が持てるようになりますか」
「オルカン」「S&P500」「世界のベスト」に続くファンドは? 「スペースX」への関心で購入停止ファンドも=資金流入額上位20ファンド
マン・グループの洞察シリーズ⑱
AIとソフトウェアセクターが揺るがすプライベート・クレジット市場 : 真の投資機会を見極めるために
「IFAエグゼクティブ・サーベイ2025」注目ポイントを一挙解説(1)――ビジネス戦略編
「体制」から「態勢」へ、改正保険業法に見る金融庁の着眼点の変化
常陽銀行の売れ筋で「日経225ノーロード」がトップに再浮上、「リスクオン」でバランスファンドより株式ファンドに軸足
2026年3月期の地銀・第二地銀「預り資産取扱い動向」を読み解く
福岡銀行で「半導体」人気が爆発、「日本株」や「純金」の人気は後退
仕組商品のリスクは「複雑かつ複合的」なのか?
SBI証券で「半導体」に強気、日米の半導体インデックスファンドが売れ筋ランクアップ
中国銀行で一極集中型の「パワーテクノロジー株式」「世界半導体関連フォーカス」が人気化
常陽銀行の売れ筋で「日経225ノーロード」がトップに再浮上、「リスクオン」でバランスファンドより株式ファンドに軸足
マン・グループの洞察シリーズ⑱
AIとソフトウェアセクターが揺るがすプライベート・クレジット市場 : 真の投資機会を見極めるために
「オルカン」「S&P500」「世界のベスト」に続くファンドは? 「スペースX」への関心で購入停止ファンドも=資金流入額上位20ファンド
「支店長! 接客について、先輩方のように自信が持てません。どうしたら自信が持てるようになりますか」
「体制」から「態勢」へ、改正保険業法に見る金融庁の着眼点の変化
2026年3月期の地銀・第二地銀「預り資産取扱い動向」を読み解く
NISAの次に問われる本丸--企業型DC・iDeCo、個人向け国債、そして資産形成助言の再設計
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」第19回:デジタル化の否応なしの進展が中核市の人口流出を加速させる?
「オルカン」「S&P500」「世界のベスト」に続くファンドは? 「スペースX」への関心で購入停止ファンドも=資金流入額上位20ファンド
顧客利益の最善を追求し、人生の質を高めることが IFA業界の発展と社会貢献につながる
インデックス投資から始めた顧客を「思考する投資家」へ導くために ――対面営業を主体とする投信販売会社・本部投信担当者に求められる視点――
信託ならではの専門性をオンラインで実現 独自のハイブリッド型チャネル戦略を推進 case of 三井住友信託銀行
ファンドアナリスト篠田 尚子が2026年第1四半期を振り返る~投資信託の今と、これから
投信ビジネスに携わる金融のプロに聞く!「自分が買いたい」ファンド【バランスファンド編】
「支店長! 接客について、先輩方のように自信が持てません。どうしたら自信が持てるようになりますか」
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2026 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら