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”霞が関文学”で読み解く金融界

”霞が関文学”で読み解く金融界④ 苦し紛れの金融庁が生み出した最強「テンプレート」

川辺 和将
川辺 和将
金融ジャーナリスト
2023.04.24
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”霞が関文学”で読み解く金融界④ 苦し紛れの金融庁が生み出した最強「テンプレート」<br /><br />

官庁で編み出される“霞が関文学”を読み解き、金融業界の現状と今後を考える本連載。今回取り上げる「作品」は、世界的なESG機運の高まりの陰で問題視されるグリーンウォッシュ(見せかけの環境負荷軽減)対策として、ESG投信を運用する事業者に対し十分な情報開示などを求める規定を追加した「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」(3月31日改正)です。

ESG投信とはESGを前面に押し出す投信である——。論理破綻ぎみにも見える定義を金融庁が打ち出した狙いは何か。議論の核心を回避する同語反復(トートロジー)的な論法は役所的な日和見主義の表れに過ぎないのか。それとも隠れた狙いがあるのか。取材を踏まえて考えます。

官庁で編み出される“霞が関文学”を読み解き、金融業界の現状と今後を考える本連載。今回取り上げる「作品」は、世界的なESG機運の高まりの陰で問題視されるグリーンウォッシュ(見せかけの環境負荷軽減)対策として、ESG投信を運用する事業者に対し十分な情報開示などを求める規定を追加した「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」(3月31日改正)です。

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窪谷 浩

著者情報

川辺 和将
かわべ かずまさ
金融ジャーナリスト
金融ジャーナリスト、「霞が関文学」評論家。毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大院(比較文学比較文化研究室)修了。
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