finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

投信ビジネスに携わる金融のプロに聞く!「自分が買いたい」ファンド【アクティブファンド編】

Ma-Do編集部
Ma-Do編集部
2025.06.11
会員限定
投信ビジネスに携わる金融のプロに聞く!「自分が買いたい」ファンド【アクティブファンド編】

投信ビジネスに携わる金融機関のプロフェッショナルが、もし自分で買うならどんなファンドを選ぶのか。金融専門誌「Ma-Do」のモニターの皆さんに回金融専門誌「Ma-Do」のモニターの皆さんに回答いただきました。(実施期間:4月17日 ~ 5月8日/有効回答数:90)

不動の人気を誇るアライアンス・バーンスタイン
5ファンドが同率3位、投信選択は分散傾向か

『Ma-Do』モニターが選んだ「自分が買いたいアクティブファンド」

 

この1 年、本アンケートでは金融のプロが自ら購入したい「アクティブファンド」について、意見を取り続けてきた。

その間、常に1 位を獲得し続け、今回も首位に輝いたのが「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」だ。「基準価額がかなり落ちているため、割安な水準で購入単価を下げたいから」(東海地方/地銀)、「中長期的に成長しそうな銘柄を保有しており、高値を追わずに冷静な投資をしているので」(関東地方/証券会社)など、米国の株安を逆手に取った意見や、長期的な視野で投資が行われていることが、今回同ファンドを選択した理由となっていた。

2 位は、やはり常に上位に食い込む「キャピタル世界株式ファンド」。同ファンドに対するコメントは、運用会社としての信頼度を高く評価する意見が多いのが特徴だ。「長期での実績があり、下がっても上がることが期待できる。顧客が安心できる資料の作り方になっている」(関東地方/証券会社)、「過去も今もこれからも変わらない。長期的に、普遍的に信頼できる運用会社だから」(関東地方/ IFA)など、絶大な信用を得ていることが感じられた。

3 位には、同率で5 ファンドが並ぶ結果に。各ファンドが選ばれた理由を列記する。

「netWIN GS テクノロジー株式ファンド」/「何度も買っていて、今後もパフォーマンスに期待ができそうで、今は割安と考えているから」(東海地方/地銀)。

「グローバル・ロボティクス株式ファンド」/「採用以来運用を見ているが、銘柄選択の適応性やパフォーマンスが優れていて信頼できる」(東海地方/第二地銀)。

「ひふみプラス」/「マーケット環境に応じて投資先を柔軟に組み替えており、株価下落時に成長が期待できる企業に投資する方針が気に入っている」(北海道・東北地方/地銀)。

「フィデリティ・日本成長株・ファンド」/「トップ10 内の組み入れ銘柄の顔触れが見事。中長期で保有すれば大きく上昇するだろうと考えている」(北海道・東北地方/地銀)。

「三菱UFJ 純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」/「金はどのような投資環境下でも、絶対的な資産として保有することができるから」(近畿地方/地銀)。

関税を含む米国トランプ政権のさまざまな施策に端を発した株式市場や通貨の不安定感もあり、これまでインデックスファンド一辺倒だった投資家の目がアクティブファンドにも向くようになってきた。資産運用立国を標榜し、国民に「長期・積立・分散」を促す日本にとっても、投資家がアクティブファンドを意識するのは意味のあることではないだろうか。そんな状況下で、金融のプロが買いたいと思えるファンドの選定基準は、「長期的な成長期待」「運用会社への信頼」「銘柄選定力」などが大きなポイントになっていると言えそうだ。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
1

関連キーワード

  • #公募投信
  • #アクティブ運用

おすすめの記事

【新NISA開始から丸2年】オルカンが爆売れだったが…投資地域別にみると浮かび上がる「別の実態」

Finasee編集部

今年の漢字は「熊」ではなく「牛」、26年末は日経平均株価6万円に! 暗号資産ETFが出てくれば…日証協会長が会見で見解

川辺 和将

常陽銀行の売れ筋で「のむラップ・ファンド」が「ゴールド」や「NASDAQ100」より順位を上げた理由は?

finasee Pro 編集部

中国銀行で売れ筋にみる新しい流れを展望するファンドとは? 「世界厳選株式」や「国内小型株」などが人気

finasee Pro 編集部

変化の時期における「長期投資家」の立ち位置は?ベイリー・ギフォード共同経営者に聞く

川辺 和将

著者情報

Ma-Do編集部
ま・どぅへんしゅうぶ
「Ma-Do(Marketing-Do)」は、銀行や証券会社といった金融機関でリテールビジネスに携わるプロフェッショナルに向けた専門誌です。「資産所得倍増プラン」の旗印のもと「貯蓄から資産形成」への機運が高まる昨今、金融機関の資産運用アドバイザーの役割はますます高まっているとともに、リテールのビジネスもさらなる発展が求められています。「Ma-Do」は、投資信託を資産運用のコアとしてアドバイスを行う銀行や証券会社、IFAなどと、運用会社や保険会社をつなぐコミュニティ・メディアとして、金融リテール・ビジネスの発展をサポートする情報を発信しています。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
“霞が関文学”で読み解く金融界⑤ 表題は「FDレポート」なのにFDを突き放す当局
ECL計算方法は解釈の余地が大きすぎないか
変化の時期における「長期投資家」の立ち位置は?ベイリー・ギフォード共同経営者に聞く
中国銀行で売れ筋にみる新しい流れを展望するファンドとは? 「世界厳選株式」や「国内小型株」などが人気
「支店長! 金利が上昇しているのだから預貯金や円保険で十分です! お客さまにリスクの高い投資商品を提案する必要なんてないですよね?」
投信ビジネスに携わる金融のプロに聞く!「自分が買いたい」ファンド【アクティブファンド編】
福岡銀行で国内株「配当フォーカスオープン」が売れ筋トップ、「純金」「米国株」はランクダウン
「遵守か説明か」から「遵守か合併か」に――2026年の地銀政策はどこへ?金融審「地域金融力WG報告書案」を深読み
【新NISA開始から丸2年】オルカンが爆売れだったが…投資地域別にみると浮かび上がる「別の実態」
「AI以外はほぼリセッションに近い」米国経済はAIバブルか? ―強さと弱点から見通す2026年“変わりゆく”世界経済と投資環境
“霞が関文学”で読み解く金融界⑤ 表題は「FDレポート」なのにFDを突き放す当局
投信ビジネスに携わる金融のプロに聞く!「自分が買いたい」ファンド【アクティブファンド編】
「AI以外はほぼリセッションに近い」米国経済はAIバブルか? ―強さと弱点から見通す2026年“変わりゆく”世界経済と投資環境
10年国債利回り2%接近でみずほ銀行の売れ筋に単位型ファンド、利回りニーズをとらえた人気ファンドとは?
「支店長! 金利が上昇しているのだから預貯金や円保険で十分です! お客さまにリスクの高い投資商品を提案する必要なんてないですよね?」
2025年の新規設定額トップは伝統的な株式・債券のバランスファンド、新しい投資アイデアを提案する新ファンドも続々 =25年11月新規設定ファンド
IBMから画商に転身して抱いた"違和感"の正体とアート市場の「リアル」
ECL計算方法は解釈の余地が大きすぎないか
⑫自社株評価から考える相続対策の本質
三菱UFJ銀行の売れ筋は「日経225」に人気集中、「純金」に代わって「オルカン」人気が復調
経営、本部、販売現場が価値観を共有し「真のコンサルティング営業」の実践へ case of ちゅうぎんフィナンシャルグループ/中国銀行
【金融風土記】東日本大震災からまもなく15年、福島の金融勢力図を読む
「中途半端は許されない」不退転の覚悟で挑むリテール分野への新たなるチャレンジ case of 三菱UFJフィナンシャル・グループ
“霞が関文学”で読み解く金融界⑤ 表題は「FDレポート」なのにFDを突き放す当局
【運用会社ランキングVol.1】販売会社が運用会社に求めるものは、運用力か人的支援か? 2025年の評価を発表!
【プロはこう見る!投資信託の動向】
NISAに必要か?「毎月分配型」「債券メイン」ファンド、「特定の年齢層対象の制度」
新たな商品・制度の導入は、投資家のリスク許容度・理解度が鍵
投信ビジネスに携わる金融のプロに聞く!「自分が買いたい」ファンド【アクティブファンド編】
【運用会社ランキングVol.4】野村アセットマネジメントが2年連続トップ、3位に急浮上したのは大和アセットマネジメント/ゆうちょ銀行・郵便局編
「AI以外はほぼリセッションに近い」米国経済はAIバブルか? ―強さと弱点から見通す2026年“変わりゆく”世界経済と投資環境
10年国債利回り2%接近でみずほ銀行の売れ筋に単位型ファンド、利回りニーズをとらえた人気ファンドとは?
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2025 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら