<前編のあらすじ>
結婚相談所で出会った美男美女のカップル。真面目で勤勉、業界でも名の知られた近藤明美さん(仮名)と、海外で活躍するイケメンの会社員。お見合いから交際、そして成婚退会へと順調に進んだはずの二人に、突然「破談」の話が持ち上がります。
会社も辞め、友人・知人への報告も済ませていた明美さんは、なんとか元さやに戻れないかと相談に訪れました。はたして、破談の原因とは何だったのでしょうか。
●前編:「結婚が決まった今、正直に話したい」美男美女カップルを、突然の破談に追い込んだ"善意の誤算"
6年間の不倫を、彼に告白してしまった
破談の発端は、明美さんが彼に「6年間、不倫をしていた」と打ち明けたことでした。
明美さんは、相手の男性が独身だと信じて交際していました。しかしある時期、既婚者だと発覚し、すぐに別れたといいます。「だまされたのは私の方」という思いがあり、今度こそ結婚をしたいと結婚相談所での活動を始めたのでした。
そして結婚が決まり、彼が自分にぞっこんに見えたこともあり、明美さんは彼に告白することを決めました。過去を隠したまま結婚することに、どこか後ろめたさを感じていたのもあるでしょう。
「不倫をしていました。終わったことだけれど、あなたには話しておきたかったの。後でわかって揉めるのは嫌だから。不倫といっても私は騙されたの、彼は独身と言っていたから……。私は被害者。何も悪くない」
明美さんにしてみれば、打ち明けることで気持ちがスッキリしたことでしょう。きっと「僕は君を愛しているから、そんなことは気にしないよ。純粋だから騙されるんだよ、これからは僕が君を守る!」と言ってもらえると思っていたのかもしれません。でも、それは大きな勘違いでした。
彼が調査に乗り出した
実は、明美さんの周囲に彼の知人がいたのです。
彼は話を聞くやいなや調査に乗り出しました。その知人は明美さんの過去の顛末を知っており、あまりよくない評判も加わってしまいました。結果、真面目な彼は両親に相談することになったのです。(悩み抜いた末の行動だったとは思いますが、そこまで受け止めきれるほどの覚悟が、まだ整っていなかったのかもしれません)
当然ながら、この告白は大騒動に発展しました。彼の親御さんにとって、不倫は「不貞行為」であり、理解できることではありません。明美さんはふしだらな女性と映り、さらには「息子と結婚してからも不倫をするのではないか」という不安も生まれたことでしょう。
「倫理上許されないことであり、リスクのある人に近づきたくはない」とおそらくそういう結論に至ったのだと思います。
