「実は私、15年前の地震で親族を亡くしているんです」

本来の用件は前納の手続でしたが、災害時の保険料免除について詳細に教えてくれた職員に、佳之さんは感謝しました。

すると、職員は「実は私、15年前の地震で親族を亡くしているんです。災害への備えや、災害が起きた時の制度を知っておくことは大事だと痛感しています」と佳之さんに話します。

佳之さんは「そうでしたか……。こういった制度があれば、多くの人が救われますね。教えてくださったことは忘れないようにします」と免除制度の仕組みを理解し、覚えておくのでした。

ちなみに、国民年金の保険料の免除を受けた場合は10年以内であれば、後から保険料を納付することもできます(追納制度)。

災害の際に慌てないように、普段から確認して備えておくことが重要です。そもそも年金は、老後や障害、死亡などへの備え、そのための給付という性質を持っていますが、ある日突然やってくる非常災害にも備え、保険料が納められない場合のことを確認しておくと不安も減ることになるでしょう。

※本記事に登場する人物の名前はすべて仮名です。

※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。