収入も貯蓄も多いのに「開設率が低い」謎の県は!?

続いて22位から47位を見ていこう。

【20代】NISA口座開設率ランキング(47都道府県)22位~47位
22位 静岡県 23.6%
23位 埼玉県 23.5%
24位 熊本県 23.3%
25位 新潟県 22.8%
25位 福岡県 22.8%
27位 広島県 22.5%
27位 栃木県 22.5%
29位 愛媛県 22.3%
30位 岡山県 22.1%
31位 佐賀県 21.9%
32位 山形県 21.6%
32位 京都府 21.6%
34位 茨城県 21.2%
34位 群馬県 21.2%
36位 山梨県 21.1%
37位 宮崎県 20.8%
38位 秋田県 20.4%
38位 鹿児島県 20.4%
40位 福島県 20.2%
40位 高知県 20.2%
42位 大分県 19.9%
43位 宮城道 19.6%
44位 沖縄県 19.2%
45位 岩手県 19.0%
46位 北海道 18.3%
47位 青森県 17.7%

※一部の金融機関では基準日時点での都道府県別の口座数を集計できなかった等の要因により、金融庁「NISA口座の利用状況(NISA口座数)」(2025年6月末)と一致しない。
出所:金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査(都道府県別のNISA口座開設状況/2025年6月末時点)」、人口推計(総務省発表、2024年10月時点)よりFinasee編集部作成

口座開設率から読み解く20代のNISA県民ランキング。引き続き22位から47位を見ていこう。23位に登場したのは埼玉県。同じ首都圏でも、1位の東京都や神奈川県、あるいはライバルとしてよく比較される千葉県(10位)と比べてもだいぶ後塵を拝している。しかし総務省が公表している2024年の家計調査(貯蓄・負債編、二人以上世帯)によれば、さいたま市の平均年収は797万円、平均貯蓄額は2601万円で、全国の県庁所在地および政令指定都市(全国52都市)ではそれぞれ全国2番目、4番目に多い。さらに貯蓄額に占める株式の割合も全国で4番目、債券の割合も全国5番目に高く、投資を避けているわけでもなさそうだ。NISA口座開設率でもっと上位に入っても不思議ではないが、なにが障壁となっているのだろうか。

最下位は青森県(17.7%)。1位とは9.7ポイント差だった。開設率が低い背景の1つとして考えられるのが年収。先述の総務省の統計によれば、青森市の平均年収は531万円と全国52都市のうちで2番目の低さ。年収が低いことで、資産運用に回す余剰資金をなかなか確保できないといった問題があるのかもしれない。同様のケースは46位の北海道(札幌市の平均年収は572万円と全国47番目)、44位の沖縄県(那覇市の平均年収は561万円と全国48番目)、などいくつか見られる。