60代単身世帯 2位は「100万円未満」、1位は?

60代の人はどの程度、金融資産を持っているのか。単身世帯と二人以上世帯をそれぞれ見てみよう。

60代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)

60代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)を表した図表
 
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2025年」(※金融資産保有世帯、実数291人)
 

1位 3000万円以上 22.3%
2位 100万円未満 13.1%
3位 1000万~1500万円未満 11.7%
4位 500万~700万円未満 8.6%
5位 2000万~3000万円未満 7.9%
6位 700万~1000万円未満 6.9%
7位 300万~400万円未満 6.5%
8位 100万~200万円未満 6.2%
9位 1500万~2000万円未満 5.8%
10位 400万~500万円未満 4.5%
11位 200万~300万円未満 3.4%
※無回答除く

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2025年」(※金融資産保有世帯、実数291人)

60代単身世帯の金融資産額のトップは「3000万円以上」で22.3%。昨年の調査でも1位だったが、1ポイント程度減っている。3位の「1000万~1500万円未満」(11.7%)、5位の「2000万~3000万円未満」(7.9%)、9位の「1500万~2000万円未満」(5.8%)を合わせると47.7%。1000万円以上の金融資産を築いている単身世帯が5割近い結果となった。

一方、2位は「100万円未満」で13.1%。昨年も2位であり、1ポイント程度増えている。昨年同様、二極化の傾向が顕著に表れた。なお平均額は1978万円。平均額は高額層が押し上げている可能性があるため中央値も確認しておくと、913万円だった。中央値とは数値データを並べた時に中央に来る値のこと。昨年と比べて平均値は約380万円、中央値は約40万円減少した。

二人以上世帯は「1000万円以上」が7割超

続いて60代が世帯主の二人以上世帯の金融資産保有額はどのくらいだろうか。

60代の金融資産保有額ランキング(二人以上世帯)

60代の金融資産保有額ランキング(二人以上世帯)を表した図表
 
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2025年」(※金融資産保有世帯、実数891人)よりFinasee編集部作成
 

1位 3000万円以上 31.2%
2位 2000万~3000万円未満 14.3%
3位 1000万~1500万円未満 10.2%
4位 1500万~2000万円未満 9.2%
5位 700万~1000万円未満 7.2%
6位 500万~700万円未満 7.1%
7位 100万円未満 5.4%
8位 100万~200万円未満 4.5%
9位 200万~300万円未満 3.5%
10位 300万~400万円未満 3.3%
11位 400万~500万円未満 2.0%
※無回答除く

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2025年」(※金融資産保有世帯、実数891人)よりFinasee編集部作成

続いては60代二人以上世帯。こちらも最も多かった回答は単身世帯と同様「3000万円以上」で31.2%。次いで「2000万~3000万円未満」(14.3%)、「1000万~1500万円未満」(10.2%)と続いた。さらに4位の「1500万~2000万円未満」(9.2%)までが1000万円以上となるが、合わせると64.9%にも達する。

平均は3087万円で昨年より500万円以上増加している。中央値は1775万円と、こちらは600万円以上増えている。

資産額に一喜一憂せず、多角的な備えを

60代の金融資産状況は、単身・二人以上世帯ともに「3000万円以上」が最多で、二極化と高額化が進んでいる。単身世帯は1000万円以上が約5割を占める一方、100万円未満も2位と、差が鮮明だ。二人以上世帯では1000万円以上が6割を超えた。老後に向けた備えが着実に二極化しつつ進んでいる現状がうかがえる。とはいえ、結果に一喜一憂する必要はない。自身の家計を「見える化」し、生活に必要な額を改めて把握しよう。健康にも気を付けたい。長く元気に過ごすことが医療費抑制にもつながる。孤独を防ぐため社会とのつながりを保つことも重要だ。自分らしい「安心」をあらゆる面から作っていきたい。

●気になる商品別の保有額は後編「【60代】預貯金、株式、投資信託…いったいいくら持っているのか? 主流を探る【最新版】」で詳報している。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2025年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和7年6月20日~7月2日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、調査方式/インターネットモニター調査