30代二人以上世帯の資産運用は積極的?

30代単身世帯では、元本割れの可能性があるが収益に期待できる商品を積極的に保有したい人は約2割、消極派は4割強だった。同じ30代でも二人以上世帯の傾向はどうだろうか。調査結果を見てみよう。

■元本割れを起こす可能性があるが、収益性の高いと見込まれる金融商品の保有(30代二人以上世帯)

元本割れを起こす可能性があるが、収益性の高いと見込まれる金融商品の保有(30代二人以上世帯)
 
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※実数648)よりFinasee編集部作成
 

30代二人以上世帯では「そうした商品についても積極的に保有しようと思っている」と回答した“積極派”は25.5%。単身世帯(17.5%)に比べて8.0ポイント高い水準だ。一方で「そうした商品を保有しようとは全く思わない」と回答した“消極派”は39.0%。こちらは単身世帯(42.3%)より3.3ポイント低い水準だ。

単身世帯に比べると二人以上世帯の方がリスク性資産を持つことに積極的な傾向が見られる。家族の人数にもよるが、今後の暮らしにより多くの資産が必要だとの見込みから資産形成の必要性を感じている層が多いのかもしれない。