前回のコラムでみたとおり、公的年金の受給額を「イメージできていない」比率が全年代で58.6%と約半数を占めています。年齢が高くなるにつれて公的年金の受給額がイメージできる割合は高くなりますが、50歳代でも「イメージできていない」比率が多数派となっています【図表1】。

【図表1】世帯で将来受給する公的年金のおおよその受給月額をイメージできているか

 

※すでに受給している方は現在の受給月額について回答

(出所)特に出所を示していない場合、三井住友トラスト・資産のミライ研究所「住まいと資産形成に関する意識と実態調査」(2025年)よりミライ研作成
 

公的年金の受給額をイメージできている人について受給額の感想をみると、金額が「想定よりも少なかった」または「想定よりもやや少なかった」と感じる人の割合が半数以上となっています【図表2】。

【図表2】公的年金受給額を把握したときの感想

 

※世帯で将来受給する公的年金について、おおよその受給月額をイメージできていると回答した人のみを集計
※5.0%未満はグラフ内表記省略