住宅ローンの相談先、最も頼りにされるところは…

住宅ローンの借入計画について「誰に相談するのか(または相談したいか)」という質問についての回答結果を見てみよう。最新版の「住宅ローン利用予定者調査」※によると、最も多かった相談先は「金融機関」で33.6%となっている(複数回答可)。

※住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用予定者調査(2025年4月調査)】(2025年6月27日公表)

借入計画の主な相談先 (相談したい先)

借入計画の主な相談先 (相談したい先)を表した図表
 
出所:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用予定者調査(2025年4月調査)】」
 

次いで多かったのは「住宅・販売事業者」で30.3%、「親族、友人・知人」が26.6%と続く。「FP等の専門家」には23.8%、「インターネット等から情報収集して自分で計画」も23.7%と、ほぼ同じ割合となっている。

これらの結果から住宅ローンという専門性の高い金融商品について、実際にローン商品を提供する金融機関に直接相談したいという意向が強いことが分かる。また、住宅を購入する際の窓口となる住宅・販売事業者も重要な相談相手として認識されているようだ。

興味深い点は、「インターネット等から情報収集して自分で計画」と回答した割合が2割超あること。インターネット上で住宅ローンに関する情報が充実してきていることや、自分自身で情報を集めて判断したいという意識の表れと考えられる。

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