「家賃以下」が最多、慎重姿勢が鮮明に
住宅金融支援機構が実施した最新の「住宅ローン利用予定者調査」※によると、現在、賃貸住宅に住んでいる人が想定する住宅ローンの毎月返済額について、最も多かった回答は「現在の家賃以下」で22.8%を占めた。つまり約4人に1人が現在支払っている家賃を超える額での毎月の住宅ローンの返済は避けたいと考えている。
※住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用予定者調査(2025年4月調査)】(2025年6月27日公表)
家賃と比較した住宅ローンの毎月返済額
住宅購入を検討している人は家計への負担増を極力抑えた堅実な資金計画を立てているようだ。特に最近の金利上昇や物価高の影響を考慮すると、無理のない返済計画を立てようとする慎重な姿勢が結果に表れているといえる。