住宅ローン利用者の年収ランキング

住宅ローンの借り入れをした人の年収はどのくらいなのだろうか。住宅金融支援機構による「住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)】」(2025年6月27日公表)※では住宅購入や住宅ローンについて様々な調査を行っている。その中から同調査の対象となった1397人(本人もしくはペアローン、収入合算の利用者)の年収についてそれぞれ詳細を見ていこう。

※2024年10月から2025年3月までに個人向け住宅ローン(借換、リフォームローン、土地のみのローン、投資用のローンを除く)の借入れをした全国20歳以上70歳未満(学生、無職を除く)。調査時期は2025年4月30日~5月12日。

年齢/家族構成/年収

「住宅ローン契約者の年収」調査結果を表した図表
 
出所:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)】」
 

住宅ローン契約者の年収ランキング(本人)

1位 400万円超~600万円以下 30.4%
2位 600万円超~800万円以下 20.0%
3位 200万円超~400万円以下 17.8%
4位 800万円超~1000万円以下 9.9%
5位 200万円以下 8.2%
6位 1000万円超~1200万円以下 5.8%
7位 1200万円超~1400万円以下 2.8%
8位 2000万円超 2.7%
9位 1400万円超~1600万円以下 1.2%
10位 1600万円超~1800万円以下 0.9%
11位 1800万円超~2000万円以下 0.5%

出所:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)】」よりFinasee編集部作成 

調査に回答した住宅ローン利用者の約3割(30.4%)が「400万円超~600万円以下」の年収層であることが分かる。次いで「600万円超~800万円以下」が2割(20.0%)、「200万円超~400万円以下」が2割弱(17.8%)と続く。これら上位3つの年収層で全体の約7割(68.2%)を占めている。

特筆すべきは、年収400万円以下の層が合計で26.0%と4分の1以上を占めていることだ。一般的に住宅ローンの審査では年収の重要性が高いといわれるが、必ずしも高収入でなくても住宅購入への道が開かれていることが読み取れる。