投資中級者で支持が高い投資テーマは「半導体」 投資上級者は?
2024年はどのような投資テーマの人気が高かったのかを見ていこう。今回は資産運用会社であるGlobal X Japanによる投資家331人を対象とした調査を参考にする。
調査結果では、投資上級者で最も回答率が高かったのは「高配当」。昨今はやりのFIRE(経済的自立による早期リタイア)もそうだが、配当金生活を夢見る人は多いのかもしれない。
また投資中級者では「半導体」が最多だった。米国を中心とした株高のけん引役でもある半導体、特にパソコン向けGPUの開発で知られるエヌビディアはその代表だ。今や同社の決算が株式市場全体の方向性を決定づけるほどに、その注目度が高まっているとも言われる。
前編:【波乱相場も“バブル期越え”の終値だった2024年、投資家の動きを振り返る。投資上級者はどう動いた?】
ただAI関連の半導体銘柄とそれ以外で二極化が進んでいるとの指摘もあり、半導体ブームが今後も続くのかは予断を許さない状況だ。
投資初心者では「テーマ投資はしていない」の回答率が最多だった。明確に投資テーマを定めている投資上級者や投資中級者とは異なる結果であり、ステップアップの余地があるのかもしれない。