株高の理由は高い成長期待 ラーメン好調で財務も改善

2023年に入り丸千代山岡家の株式が急騰したのは、好業績が期待されたためだと考えられます。

山岡家は売り上げを月次で公表しています。2024年1月期はすべての月で前期を上回りました。特に2023年12月と2024年1月は単月売上高が過去最高を記録します。業績の拡大を期待する思惑が広がり、投資家の買いを誘ったとみられます。

2024年3月に公表された通期決算でも、大幅な増収増益が確認されました。営業利益、経常利益、純利益はいずれも過去最高を更新しています。

【丸千代山岡家の業績(2024年1月期)】
・売上高:265億円(+41.9%)
・営業利益:20.6億円(+301.4%)
・経常利益:21.3億円(+266.1%)
・純利益:14.3億円(+246.2%)
※()は前期比

出所:丸千代山岡家 決算短信

山岡家の純利益は前期比のおよそ3.5倍に増加しました。不採算店舗の減損などから、2018年1月期は最終赤字となっていました。2024年1月期は減損が1店舗にとどまったことも、大きな最終利益を残すことができた理由です。

利益の改善は財務にも好影響を与えています。

山岡家の有利子負債は横ばいの状況です。しかし有利子負債比率は低下傾向にあります。2024年1月期までの10期で33.8%ポイント改善されました。これは利益の蓄積によって純資産および総資産が増加し、相対的に有利子負債が小さくなったことが理由です。