投資番組出演でトレードも体験、資産運用を楽しく学ぶ
——松井証券のYouTube出演は、M-1の優勝前だったそうですね。
村上 そうなんです。YouTubeにも一緒に出演している松井証券の武藤(正樹)さんが、僕がバイトしていたバーによく来ていたんです。そのバーはお笑い芸人が働いているというのが売りのバーで、武藤さんも僕のことをマヂカルラブリーの村上だということは知っていました。2020年に急に一緒に仕事をやりたいと言われて、「何の仕事の人ですか?」と聞いたら、「松井証券で働いています」と言われて、その時に初めて武藤さんの職業を知りました。
——依頼されてどう思われましたか?
村上 当時は特に投資に興味があったわけでもなく、「ギャラはよさそうだな」くらいの感じでした。ただ、そういった企業案件で一番気を遣うのが、クライアント側の担当者の反応です。でも、それが知り合いなので、緊張もしないし、気を遣うこともないし、とにかく楽しかったですね。
——その松井証券のYouTube番組『学べるラブリー』では、学校の設定で株や投資について学んでいきますよね。生徒役である村上さんの質問が、毎回的確だなと思います。
村上 あの番組では、打ち合わせを一切やらないんです。その代わり、「本番で全部聞いてください」と言われています。本当にそこで初めて話を聞いて質問をしているので、見ている人にはわかりやすいんじゃないかと思います。あとは武藤さん自身が芸人に対して愛があって、僕たちのことを理解して起用してくれていますし、スタッフさんもみんなわかってくれているので、ストレスがないですね。
——番組の中では実際にトレードも経験されていました。感想はいかがですか。
村上 やはり株を買うと、それに縛られますよね。あまりいい表現ではないかもしれませんが、僕はギャンブルが好きなので、お金が増えたり減ったりするのを見ること自体は好きなんです。でも、投資をするのなら、専業でトレードできない僕らのような人間は、ある程度ずっと持っておけて、“決算くらいは気にしようぜ”くらいで済む銘柄をちゃんと探すということが、必要だなと今は思っています。
よく“配当銘柄がいい”と言いますが、配当でもうかっていても株価が下がっていたらどうなんだろう?と思いますし、配当で食べていくなんて、普通は無理じゃないですか。「配当で2億円もうかりました」という人もいますが、それは何十億円も投資できる人の話だと思います。株価が上がって資産が増えていくのが基本だと思うので、そういった銘柄を探したいですよね。