2020年12月のM-1グランプリでみごと優勝を飾ったマヂカルラブリー。現在は『ヒルナンデス!』(日本テレビ)へのレギュラー出演のほか、多方面で活躍中の人気コンビです。一方で2020年7月からは松井証券のYouTubeコンテンツ『資産運用! 学べるラブリー』(以下、『学べるラブリー』)に出演し、一般の人々に資産形成についてわかりやすく伝えています。最新シーズンは「新NISA編」として、2024年スタートの新NISAについても解説中。同社のコンテンツではピンでの出演もしている村上さんに、お金の思い出や投資への考え方を聞いてみました。

M-1決勝進出後も家賃3万8000円のアパートに住む

——やはり下積み時代はお金の苦労はありましたか?
村上 あまりお金の苦労はしていないですね。大学時代はお笑いサークルの活動が中心だったので、バイトはせずに家賃を払ってもらい、仕送りも10万円くらいもらっていました。卒業後にお笑いを始めてからも、実家から仕送りをもらっていましたね。ただ、ギャンブルが好きだったので、全然お金が足りなくて。高円寺や阿佐ヶ谷の駅前でリヤカーを引いて桃を売るアルバイトなどもやっていました。2017年にM-1で初めて決勝進出して、お金の心配がなくなったのはその頃くらいから。でも、僕はずっと家賃3万8000円のところで暮らしていたので、毎月15万円くらい稼げればよかったんです(笑)。
——M-1の決勝に進出したあとはテレビ出演なども増えて収入もアップしたと思います。引っ越そうとは思わなかったのですか?
村上 思わなかったですね。決勝に行って、普通に月に50~60万円をもらえるようになって、家賃が安いからめちゃくちゃぜいたくできるじゃん!という感覚でした。移動がタクシーになっただけ。タクシーで3万8000円のボロ家に帰っていく生活ですね。M-1優勝後も生活はあまり変わらなくて、それまでは毎月0円になるまで使い切っていたのが、お金が残るようになった、とかそんな感じでした。