11月の資金流入額1位は「高成長インド・中型株式ファンド」(66.52億円)
エマージング株式ファンドの11月資金流入額1位は、「高成長インド・中型株式ファンド」だった。同ファンドは、インドの中型株式を実質的な主要投資対象とするアクティブファンドである。中型株式とは、ニフティ500の時価総額上位51位~350位の銘柄の時価総額規模を有する銘柄である。ただし、大型株式や小型株式にも投資することもある。ニフティ500(NIFTY 500)は、インド証券取引所(National Stock Exchange of India)に上場する企業で構成される株価指数。ニフティ500に掲載されている企業は、業界別に分類されており、さまざまな業界を代表する企業が含まれている。同ファンドの11月騰落率は-3.8%のマイナスリターンとなったものの、1年騰落率は+14.3%と高い。12月以降も資金流入が続く可能性は高いだろう。
■高成長インド・中型株式ファンド
基準価額 10,473円
信託報酬 2.0505%程度(年率・税込)
純資産残高 795.89億円
<騰落率>
1カ月 -3.8%
3カ月 -3.2%
6カ月 9.6%
1年 14.3%
※11月末時点
11月のリターン1位は「チャイナオープン」(24.95%)
エマージング株式ファンドの11月リターン1位は、「チャイナオープン」だった。同ファンドは中国および香港企業の株式(DRおよびカントリーファンドを含む)を主要投資対象とするアクティブファンドである。11月は+24.9%の高いリターンになった。ただ、1年騰落率は-34.6%となっており、基準価額の変動が激しい。短期間で高いリターンが狙えるものの、リスクが高いファンドだという認識が必要だ。
■チャイナオープン
基準価額 13,829円
信託報酬 1.672%以内(年率・税込)
純資産残高 24.7億円
<騰落率>
1カ月 24.9%
3カ月 -11.7%
6カ月 -14.9%
1年 -34.6%
※11月末時点