2022年4月、北海道銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「のむラップ・ファンド(普通型)」の概要

北海道銀行の4月ランキング1位は、「のむラップ・ファンド(普通型)」だった。同ファンドは、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、世界各国のREIT(不動産投資信託)に投資するバランスファンドで、リスク水準が異なる「保守型」、「やや保守型」、「普通型」、「やや積極型」、「積極型」の5つのファンドで構成されている。ランキング1位の「普通型」の純資産残高は1,804.12億円と、もっとも多くなっている。4月は1.3%のマイナスリターンとなったが、1年間では7.3%のプラスリターンだ。安定的なパフォーマンスが期待できるファンドとして、5月以降も北海道銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■のむラップ・ファンド(普通型)
基準価額 23,116円
信託報酬 1.353%(年率・税込)
純資産残高 1,804.12億円

<騰落率>
1カ月 -1.3%
3カ月  3.4%
6カ月  0.4%
1年     7.3%

※4月末時点

全体を見て:北海道銀行ではバランスファンドが人気

北海道銀行ではバランスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」は、日本を含む世界の債券や株式に投資し、同時にデリバティブ取引を利用することによって信託財産の成長を図るファンドである。同ファンドは、リスクを抑えながら安定的なリターンを目指するが、4月は1.31%のマイナスとリターンとなり、1年間の騰落率も2.48%のマイナスリターンとなっている。下落幅は小さいものの、5月以降も北海道銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド
基準価額 11,887円
信託報酬 1.1275%(年率・税込)
純資産残高 2,850億円

<騰落率> 
1カ月 -1.31%
3カ月 -0.92%
6カ月 -3.83%
1年    -2.48%

※4月末時点