大株主ヒカキンは最大28億円超マイナス! UUUMの先行きは?
ヒカキンはユーチューバーのマネジメントを手掛ける上場企業「UUUM」の大株主です。2018年11月末時点の四半期報告書から45万4770株を持つ株主として名を連ねており、最新の四半期報告書(2022年11月末時点)を確認しても同じ株数で持ち続けていることが確認できます。
UUUMの株価は757円(2023年3月31日終値)。これで計算するとヒカキンはUUUM株式だけでおよそ3.4億円もの資産を持っていると分かります。さすが日本のトップユーチューバーですね。
しかし高値から考えるとUUUM株式は大きく値を下げました。2019年2月に一時6870円を記録しているため、そこから考えると約27.8億円も資産を減らしたことになります。最安値(671円:2022年1月)では実に28.2億円のマイナスです。
これだけ資産が目減りすれば売却を考えそうなものですが、ヒカキンは同じ株数を持ち続けています。やはり成功する方は精神的にもタフなのかもしれません。
もっともヒカキンはUUUMの創業にも携わっており最高顧問も務めています。これらから考えると、ヒカキンが同社株式を保有し続ける理由は単なる利益追求ではないのかもしれません。
UUUMの業績は足元で伸びています。2021年5月期は増収増益を果たし純利益は前期比1.5倍を果たしました。同社には多数の人気ユーチューバーが在籍しており、動画視聴回数に連動したアドセンス収入や企業からの広告収入が主な収益です。
2023年1月に公開された最新の四半期報告書によると、前年同期比で営業利益から純利益まで増益となりました。
決算説明資料によると、UUUMはYouTubeアドセンス収入以外にもクリエイターの獲得や育成、グッズ、チャンネル運営などにも注力しているようです。収益源が広がることで同社の価値はさらに高まるかもしれません。