2022年5月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要
マネックス証券の5月ランキング1位は、「楽天日本株4.3倍ブル」だった。同ファンドは、国内の株価指数先物を積極的に活用することによって、日々の基準価格の値動きが国内の株式市場の値動きに対して概ね4.3倍程度になることを目指して運用を行うブル型ファンドである。4月は-16.1%と大きなマイナスリターンとなったが、5月末の基準価額は10,951円と4月末の10,553円に比べて3.7%のプラスリターンとなった。ただ、5月27日時点の6カ月リターンは-59.06%と半分以下になっている。同ファンドは、ハイリスク・ハイリターンのブル型ファンドであり、投資初心者には適していない。とくに長期投資では、国内の株式に投資するインデックスファンドを購入するべきだ。
■楽天・日本株4.3倍ブル
基準価額 10,553円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 535.29億円
<騰落率>
1カ月 -16.1%
3カ月 -8.2%
6カ月 -35.0%
1年 -41.3%
※4月末時点
全体を見て:国内株式を対象にしたファンドが多い
マネックス証券では、ブル型・ベア型を含め、国内株を対象にしたファンドが人気だった。ランキング9位の「iFree 日経225インデックス」は、日経平均株価(日経225)を対象にしたインデックスファンドである。4月は3.5%のマイナスリターンとなったが、5月末の基準価額は17,822円と4月末の17530円に比べて1.6%のプラスとなった。日経平均株価は5月後半から25日移動平均線を上回り、堅調に推移している。6月以降も同ファンドがマネックス証券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。
■iFree 日経225インデックス
基準価額 17,530円
信託報酬 0.154%(年率・税込)
純資産残高 323億円
<騰落率>
1カ月 -3.5%
3カ月 0.3%
6カ月 -6.1%
1年 -5.3%
※4月末時点