2022年3月、関西みらい銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の概要
関西みらい銀行の3月ランキング1位は、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドは、国内のREIT(不動産投資信託)に投資し、東京証券取引所が算出・公表している「東証REIT指数」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。2月までの東証REIT指数は、米長期金利の上昇などを嫌気して上値の重い展開だった。しかし、3月中旬からは上昇に転じ、30日には2,047.99ポイントまで上昇。約2カ月ぶりの高値をつけた。4月になると地銀など国内の金融機関は新規の資金をREITに振り向けやすくなる。海外のREITに比べて出遅れ感の強い国内REITに買いが入るかどうかに注目だ。
■ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)
基準価額 2,923円
信託報酬 0.792%(年率・税込)
純資産残高 3,926億円
<騰落率>
1カ月 6.8%
3カ月 -2.1%
6カ月 -1.9%
1年 2.3%
※3月末時点
全体を見て:海外株式型ファンドが人気
関西みらい銀行の3月ランキングの上位5ファンド中、3つが海外株式型ファンドとなっている。2位の「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」は、テクノロジーの発展により恩恵を受ける米国企業の株式に投資するアクティブファンドで、3月末時点における組入上位銘柄は以下の通り。
1.マイクロソフト 9.6%
2.アルファベット 9.5%
3.アマゾン・ドット・コム 8.1%
4.アップル 5.5%
5.アクセンチュア 3.1%
2022年になって、米国のハイテク株は上値の重い展開が続いていた。米長期金利上昇やウクライナ情勢の緊迫化を受け、売りが優勢になったからだ。ただ、3月に入ると押し目買いが入り、3月末の同ファンドの基準価額も24,804円まで上昇。2月末の22,726円に比べて約9%上昇した。4月に入っても米国株は値動きの荒い状態が続いているが、引き続き関西みらい銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。
■netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 24,804円
信託報酬 2.09%(年率・税込)
純資産残高 7,907.2億円
<騰落率>
1カ月 9.14%
3カ月 -7.35%
6カ月 0.24%
1年 15.99%
※3月末時点