11月は6年8カ月ぶりに1兆円超の資金流入
純資産総額 85,130,561百万円(-663,349百万円)
ファンド数 5,614本(+7本)
11月の国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)の資金流入額(設定額-解約額)は、1兆162億円の資金流入となり、12カ月連続で流入超過となった。資金流入額が1兆円を超えたのは、2015年3月以来、6年8カ月ぶり。海外株式型への資金流入が続いたほか、複合資産(バランスファンド)への資金流入が増えた。ただ、投資信託の運用成績は軒並み悪化。国内債券を除くすべてのカテゴリーがマイナスになった。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン型」への警戒が高まったからだ。とくに下落が大きかったのは、「ハイイールド債券 -4.5%」「国内株式 -3.9%」「エマージング債券 -3.6%」だった。
11月に資金流入がもっとも多かったのは「GSグローバル・ターゲット戦略債券ファンド2021-11(限定追加型)」
資金流入額がもっとも大きかったのは、11月17日にゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが設定した「GSグローバル・ターゲット戦略債券ファンド2021-11(限定追加型)」の1,278億円だった。同ファンドは、日本を含む世界の企業が発行する米ドルまたはユーロ建て債券に投資し、各債券を満期まで保有する債券ファンド。三井住友銀行とSMBC日興証券の2社のみの販売だったが、新規設定額が1,058億円となり、今年設定した国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)で2番目の大きさとなった。10月まで4カ月連続で資金流入額首位をキープしていた「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、1,259億円の資金流入額で2位だった。