「アクティブファンド」不動の1位についに変化
新たに支持を得たのは「インベスコ」のあのファンド
『Ma-Do』読者が選んだ「自分が買いたいアクティブファンド」
所属や年代から見る「買いたいファンド」
その傾向から何が分かるのか?
長らく変動のなかった「自分が買いたいアクティブファンド」ランキングに、動きが見られた。今回は、それぞれのファンドを誰が支持したのか、に着目してみたい。
首位を獲得したのは、前回同ランキングで4 位だった「インベスコ 世界厳選株式オープン(愛称:世界のベスト)」だ。同ファンドに票を入れた人の内訳を見ると、証券会社、地銀、第二地銀、信用金庫、ゆうちょ銀行など、さまざまな販売会社に籍を置く読者から支持されていた。また、約3 分の2 が支店所属となっており、多くの現場職員から信頼を得ていると言えそうだ。
2 位は、今回首位を明け渡した「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」。とはいえ、実は1 位との差は1 ポイントと僅差であり、相変わらずの強さを見せている。同ファンドは地銀からの支持が厚い傾向にあるが、IFA や証券会社、ゆうちょ銀行など、複数のチャネルから票を獲得、約6 割弱が本部所属という結果だった。
3 位に入ったのは「キャピタル世界株式ファンド」。IFA からの人気が高いイメージがあるが、今回の得票内訳を見ると約3 分の2 は証券会社やゆうちょ銀行、第二
地銀などIFA 以外からの票で、支店所属の販売員が半分強となっていた。
今回4 位となったのが、「セゾン資産形成の達人ファンド」。ゆうちょ銀行、特に支店からの圧倒的な支持を得て、上位に食い込む結果となった。全国に漏れなく販売網を持つゆうちょ銀行からの信頼は、大きな結果につながるという証左かもしれない。
同率4 位には、「ひふみプラス」がランクイン。こちらもさまざまなチャネルからまんべんなく票を集めており、6 割が支店からの得票となっていた。
今回のランキングを年代別の視点で見てみると、1・2位のファンドは、30 代以下の支持が6 割前後となっており、若手が「買いたい」と思う比率が比較的高いことが特徴と言えそうだ。
一方、3 ~ 4 位のファンドは、全体的に40 代以上からの票が多く、ベテラン層から支持されていることがうかがえる。この結果は何を意味するのか、考えてみてもい
いかもしれない。
