―― 御社はどういったきっかけで改革に着手されたのですか。
発端は2000年に行った顧客インタビュー調査です。北國銀行のサービスに対してはおむね満足しているがそれ以上は期待していないという結果で、当行に対する厳しい現実を突きつけられました。
従来型の銀行経営から脱却し、ビジネスモデルの転換を図ったことで近年注目を集めている北國フィナンシャルホールディングス。同社は個人向けの資産運用分野を重点ビジネスの1つとして位置付け、投信の販売から資産形成に対する助言へとそのあり方を変革してきた。同社の改革の軌跡をたどりつつ、個人の資産運用分野においてどんな取り組みをしているのか、そして地域金融機関が果たすべき役割をどう考えているのか、北國フィナンシャルホールディングスの代表取締役社長、杖村修司氏に話を聞いた。
―― 御社はどういったきっかけで改革に着手されたのですか。
発端は2000年に行った顧客インタビュー調査です。北國銀行のサービスに対してはおむね満足しているがそれ以上は期待していないという結果で、当行に対する厳しい現実を突きつけられました。