三井住友銀行のランキング1位は「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」

三井住友銀行のランキング1位は「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」だった。6月の資金流入額は約867億円で、国内公募株式投資信託(ETF除く)の中でトップだった。さらに、5月の資金流入額約660億円を上回り、1999年1月の設定来、過去最高を更新している。

同ファンドは、株式投資の王道である「成長+配当+割安」を追求して世界のベスト銘柄を厳選。毎月決算型で20年超の実績を持つ唯一の世界株式ファンドである。

同ファンドは「成長+配当+割安」の3つの視点を重視し、ボトムアップ・アプローチに基づく徹底した企業調査により、40~50銘柄程度を選定している。具体的には、高い競争力と健全な財務体質に裏打ちされた成長力、安定的なキャッシュフロー創出力を有し、継続的な配当が可能な企業を選定している。そのうえで、株価水準が長期的な視点での企業の本質的価値と比較して割安な銘柄も選定しているのだ。

また、インデックス連動型の世界株式ファンドの約7割が米国に投資しているのに対し、同ファンドは世界の株式市場をリードする米国に約4割、値ごろ感の観点から魅力の高い欧州に約4割を投資している。米国株や世界株のインデックスファンドと並行して保有することによる分散効果も期待できるというメリットもあるのだ。

また、毎月分配型が好みの層だけでなく、資産形成層の方にも自信を持って勧められるのが「世界のベスト」シリーズである。現在の売れ筋は「為替ヘッジなし・毎月決算型」だが、来年からの新NISAには「年1回決算型」が期待できる。分配金をださずに運用しているため、複利効果により長期的にはより大きなリターンが期待できるからだ。

「世界のベスト」シリーズは4ファンド合計 で、2017年1月以来2023年5月まで77カ月連続の純資金流入となっている。パフォーマンスも好調なので、6月以降も資金流入が続く可能性は高いだろう。

■インベスコ世界厳選株式オープン【愛称:世界のベスト】
<為替ヘッジなし>(毎月決算型)

基準価額 8716円
信託報酬 1.903%(年率・税込)
純資産残高 5251.17億円

<騰落率>
1カ月   4.37%
3カ月   5.10%
6カ月 12.68%
1年     18.21%

※5月末時点

文/山下 耕太郎