8月の資金流入額1位は「野村PIMCO・世界インカム戦略ファンドAコース(為替ヘッジあり 年2回決算型)」(49.34億円)
外国債券型の8月資金流入額1位は、「野村PIMCO・世界インカム戦略ファンドAコース(為替ヘッジあり 年2回決算型)」だった。同ファンドは新興国を含む世界各国の債券(国債、社債、モーゲージ証券、ハイ・イールド債券、バンクローン等)および派生商品等を主要投資対象とする。分配頻度と為替ヘッジの有無によってA~Dの4つのコースがあり、A(為替ヘッジあり・年2回決算型)が資金流入額1位、Bコース(為替ヘッジなし 年2回決算型)が4位となった。ただ、以下のようにパフォーマンスはBコースの方が好調だ。
■野村PIMCO・世界インカム戦略ファンドBコース(為替ヘッジなし 年2回決算型)
<騰落率>
1カ月 2.9%
3カ月 7.8%
6カ月 12.5%
1年 14.6%
※8月末時点
8月はドル円が1ドル130円台後半まで進んだものの、円高リスクに備えてAコース(為替ヘッジあり 年2回決算型)を購入した投資家が多かったと考えられる。
■野村PIMCO・世界インカム戦略ファンドAコース(為替ヘッジあり 年2回決算型)
基準価額 10,135円
信託報酬 1.848%(年率・税込)
純資産残高 2,116.5億円
<騰落率>
1カ月 -0.7%
3カ月 -2.0%
6カ月 -7.4%
1年 -10.3%
※8月末時点
8月のリターン1位は「三菱UFJ米国バンクローンファンド<ブラジルレアルコース>(毎月分配型)」(8.68%)
外国債券型の8月リターン1位は、「三菱UFJ米国バンクローンファンド<ブラジルレアルコース>(毎月分配型)」だった。同ファンドは米ドル建てのバンクローン(貸付債権)、公社債等を主要投資対象とし、利子収益の確保と値上がり益の獲得を目指す。「円コース」「米ドルコース」「ブラジルレアルコース」など7つのコースがあり、「ブラジルレアルコース」のリターンが1番高かった。9月に入っても基準価額は上昇しており、引き続きランキング上位に入るかどうかに注目している。
■三菱UFJ米国バンクローンファンドファンド<ブラジルレアルコース>(毎月分配型)
基準価額 3,705円
信託報酬 1.815%(年率・税込)
純資産残高 26.24億円
<騰落率>
1カ月 0.6%
3カ月 1.0%
6カ月 22.4%
1年 25.3%
※7月末時点