22年に入ってから資金流入が続くJ-REIT投信

では、J-REITに投資する意味はどこにあるのでしょうか。同レポートによると、2022年に入ってからJ-REIT投信に安定的に資金が流入しているということです。J-REIT投信とは、J-REITを組み入れた公募型投資信託のことです。同レポートに付いている資料によると2022年に入ってからJ-REIT投信に資金流入が続いていることが分かります。

J-REIT市場への資金流入は、東京証券取引所が公表している「投資部門別売買状況」を見ても、その兆しが見え始めています(グラフ参照)。このグラフは不動産投資信託の総売買代金の推移です。こちらは東京証券取引所に上場されている不動産投資信託すべての買い代金から売り代金を差し引いたものです。

新型コロナウイルスの感染拡大により、不動産投資信託の価格が急落したのも、この売買状況を見れば理解できます。2020年1月以降、ほとんどの月で売り越しが続きました。特に2020年12月は2020年1月以降で最大の85億4393万8000円の売り越し額を記録しています。

しかし、昨年11月には53億9073万4000円の買い越しに転じ、2022年2月まで4カ月連続の買い越しとなりました。3月、4月、5月は売り越しでしたが、金額的にはかなり小幅に抑えられています。前述したJ-REIT投信の資金流入もそうですが、不動産投資信託市場のセンチメントが、徐々に好転し始めたようです。