2021年7月、SMBC日興証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要 

SMBC日興証券の7月販売ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。7月末時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月 -5.35%
3カ月 -5.58%
6カ月 -1.34%
1年    26.04%

日経平均株価は、2月に30,714.52円の高値をつけたが、その後は上値の重い展開が続いている。国内における新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないからだ。ただ、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、日経平均株価が下落する局面で買いが入る傾向にある。8月も日経平均株価は軟調な展開が続いているが、下落する局面では買いが入る可能性は高いだろう。 

全体を見て:ランキング上位に外国株式型ファンドが多い

ランキング上位には、外国株式を対象にしたアクティブファンドが多い。2位の「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」は、世界の株式の中から、AI(人工知能)の進化・応用により高い成長が期待できる企業の株式に投資するアクティブファンドだ。6月末時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月   8.2%
3カ月  12.2%
6カ月  22.1%
1年     84.0%

 このように高いパフォーマンスとなっている。また、6月末時点における基準価額は、15,351円。同ファンドは基準価額が14,000円を超えると、毎月500円の分配金をだす予想分配金提示型のファンドだ。今年になってからは500円以上の分配金をだしており、安定して高い分配金をだしている点も同ファンドの魅力だ。8月以降もSMBC日興証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。