全銀協会長が語る生成AIの活用法
フィンサムでは、全国銀行協会の加藤勝彦会長(みずほ銀行取締役頭取)が「デジタル技術で明るい未来を切り拓く」をテーマに講演。銀行界における生成AIの活用状況について語りました。
「昨年ChatGPTの普及が始まると同時に、銀行界でも生成AIの試験導入や実証実験が進んでいる。まず対話型AIを導入し文章の要約、翻訳、あるいはプログラミングといった領域での活用が進んでいる。情報漏えいなどリスク管理に特に慎重な銀行界ではあるが、生成AIの導入は比較的速く進んでいるのではないかと思う」との見通しを示しました。会員行(111行)向けアンケート調査では、生成AIを導入したり、導入の検討を開始したりといった段階にある銀行は全体の約4割に上ると説明しました。