米国では11月の大統領選挙に向けて民主、共和各党の候補者を決めるための予備選挙が始まった。民主党は現職のバイデン大統領が、共和党はトランプ前大統領の選出が確実視されている。また、両氏の支持率を比較すると、全米規模でも、選挙の鍵を握る激戦州でも、いずれもトランプ氏がバイデン氏を上回っており、現時点ではトランプ氏が再選される可能性が高い。このため、トランプ氏が再選された場合(もしトラ)に伴う米経済への影響に関心が高まっている。
グローバル経済の不透明感が強さを増していく中で、特に経済の中心地・米国については、中央銀行の舵取りから資本市場の値動き、政治の動向など、グロ-バル経済の変数となる事象が多いこともあり、国内金融機関からは投資の目線のみならず企業経営の観点でも強い関心が寄せられている。
当シリーズでは、ニッセイ基礎研究所の経済研究部で主任研究員を務める窪谷浩氏が、米国の社会・経済の先行きを考える上で欠かすことのできないイベント、ニュースや経済指標をピックアップ。さまざまな切り口から分析・解説していく。
米国では11月の大統領選挙に向けて民主、共和各党の候補者を決めるための予備選挙が始まった。民主党は現職のバイデン大統領が、共和党はトランプ前大統領の選出が確実視されている。また、両氏の支持率を比較すると、全米規模でも、選挙の鍵を握る激戦州でも、いずれもトランプ氏がバイデン氏を上回っており、現時点ではトランプ氏が再選される可能性が高い。このため、トランプ氏が再選された場合(もしトラ)に伴う米経済への影響に関心が高まっている。
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著者情報

窪谷 浩
くぼたに ひろし
ニッセイ基礎研究所 経済研究部 主任研究員
1991年日本生命保険入社、NLI International Inc.(米)、ニッセイアセットマネジメント(株)、公益財団法人国際金融情報センター等を経て、2014年10月より現職。日本証券アナリスト協会検定会員。
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