システム寡占問題に踏み込む
①「投資信託に関するシステムの寡占化等による非効率性を是正するため、システムの利用料に関する課題を含め、関係者と改善を進める」
立国プランを構成する5つの柱の最初の項目にあたる「資産運用業の改革」のうち、「資産運用業への国内外からの新規参入と競争の促進」に向けた施策紹介の中に、さりげなく盛り込まれた一文です。
12月13日に政府の「新しい資本主義実現会議」資産運用立国分科会が正式策定した「資産運用立国実現プラン」。二重計算問題の解消や金融資産運用特区の創設などに注目が集まっていますが、本文をよく読むとこうしたメインテーマの合間に、必ずしも全体の趣旨と明確な関連性が見出せない意味深な文言がちりばめられています。今回はプラン本文からそんな「気になる一言」を3つピックアップし、それぞれの背景とともに紹介します。
①「投資信託に関するシステムの寡占化等による非効率性を是正するため、システムの利用料に関する課題を含め、関係者と改善を進める」
立国プランを構成する5つの柱の最初の項目にあたる「資産運用業の改革」のうち、「資産運用業への国内外からの新規参入と競争の促進」に向けた施策紹介の中に、さりげなく盛り込まれた一文です。