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【投資信託 複合資産型】資金流入額・リターン・純資産残高ランキング トップ10ファンド(2022年11月)

Finasee編集部
Finasee編集部
2023.01.03
無料
【投資信託 複合資産型】資金流入額・リターン・純資産残高ランキング トップ10ファンド(2022年11月)

市場や業界の動向を踏まえ、投資信託評価会社などが毎月公表するデータについて、その概要やポイントを解説するシリーズ「Finaseeファンドウォッチ」。本記事では三菱アセット・ブレインズが毎月リリースする「投信マーケット概況」から、直近1カ月の複合資産型の資金流入額・リターンランキング・純資産残高トップ10のデータを参照し、2022年11月にどんなファンドが目立った動きを見せたのかを探っていきます。

11月の資金流入額1位は「SMBC円資産ファンド」(87.61億円)

複合資産(バランスファンド)の11月資金流入額1位は、「SMBC円資産ファンド」だった。同ファンドは、主に日本国債と日本株式等を投資対象とし、異なる運用戦略を組み合わせることで着実な成長を目指すバランスファンドである。基本ポートフォリオは、日本国債等50%、日本株式20%、絶対収益型30%とする。絶対収益型では、金利や株式市場の動向に左右されず、安定した収益の確保を目指して運用を行う。11月は-0.7%のマイナスリターンだったが、今後も安定的な収益が期待できるファンドとして資金流入が続くかどうかに注目している。

■SMBC円資産ファンド
基準価額 10,543円
信託報酬 0.913%
純資産残高 202.49億円

<騰落率>
1カ月 -0.7%
3カ月 -0.3%
6カ月 -0.6%
1年     1.1%

※11月末時点

11月のリターン1位は「米国ABC戦略ファンド(5倍コース)」(13.36%)

複合資産の11月リターン1位は、「米国ABC戦略ファンド(5倍コース)」だった。同ファンドは、連動債券への投資を通じ、米国の株式、リート(不動産投資信託)、債券、金に投資するバランスファンドである。また、5倍コースでは、実質的に純資産総額の概ね5倍相当額の投資を行う。幅広い銘柄に分散投資しているが、債券でも米ドル建て新興国債券や米国ハイイールド債券などに投資し、積極的にリスクを取っている。11月は+13.4%と高いリターンになったものの、1年騰落率は-70.3%と大幅に下落している。ハイリスク・ハイリターンの金融商品なので、積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。

■米国ABC戦略ファンド(5倍コース) 
基準価額 4,243円
信託報酬 1.7375%程度(年率・税込)
純資産残高 1.93億円

<騰落率>
1カ月  13.4%
3カ月 -22.6%
6カ月 -47.1%
1年    -70.3%

※11月末時点

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著者情報

Finasee編集部
ふぃなしーへんしゅうぶ
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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