11月の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(652.55億円)
外国株式型ファンドの11月資金流入額1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。11月のS&P500種指数は約5%上昇したが、同ファンドの基準価額は下落した。円高・ドル安が進んだことがマイナス要因となったからだ。ただ、つみたてNISAなどを利用して積立投資している投資家も多く、12月以降も資金流入が続く可能性は高いだろう。
■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 19,380円
信託報酬 0.0968%(年率・税込)
純資産残高 1兆6,301.54億円
<騰落率>
1カ月 -4.8%
3カ月 -0.2%
6カ月 3.8%
1年 5.1%
※11月末時点
11月のリターン1位は「テーマレバレッジゲーム&eスポーツ2倍」(20.27%)
外国株式型ファンドの11月リターン1位は、「テーマレバレッジゲーム&eスポーツ2倍」だった。同ファンドは、日本を含む世界の「ゲーム&eスポーツ」関連株式に投資。さらに信託財産の純資産総額の2倍相当額の投資を行う。11月は+20.3%と高いリターンになったものの、1年騰落率は-72.1%と大きく下落している。テーマを絞っていることやレバレッジをかけていることから、ハイリスク・ハイリターンの金融商品という認識が必要だろう。
■テーマレバレッジゲーム&eスポーツ2倍
基準価額 3,192円
信託報酬 1.4055%程度(年率・税込)
純資産残高 9,300万円
<騰落率>
1カ月 20.3%
3カ月 -18.9%
6カ月 -38.0%
1年 -72.1%
※11月末時点