孫から届いた手紙に義母は

それから数日後、敬老の日に合わせて手紙と博樹の写真をまとめたフォトブックを征子のもとへ送った。博樹の手紙とは別に佳織も謝罪の手紙を添えた。

荷物が届く予定日の夕方、佳織が家で晩ご飯の準備をしていると、スマホが鳴った。相手は征子だった。佳織は緊張しながら電話に出た。

「はい、佳織です」

「佳織さん、荷物届いたわ。素敵な写真とお手紙、本当にありがとうね。まさかこんな贈り物をもらえるなんて思ってなかったわ」

征子の声が弾んでいるように佳織には聞こえた。喜んでもらえたと感じ、胸をなで下ろした。

「博樹の手紙も読ませてもらったわ。あの子、立派に字が書けるようになったのね」

「そうなんです。敬老の日に何か贈ろうかって話をしたときに、博樹が自分も何かしたいって。それでお手紙を送ろうかってことになって」

「そう。あの子が……」

「喜んでもらえて本当に良かったです」

「……ごめんなさいね。いろいろと気を遣わせてしまって。佳織さんの手紙も読ませてもらったわ。本当にあのときはごめんなさい」

征子に謝られ、佳織は慌てて否定した。

「い、いえ、違いますよ。私が忘れたのが悪いんです。お義母さんは何も……」

「ううん、違うの。後になって本当に私は大人げないことをしたなって思ってるの。あんな拗ねるようなことをして、いい歳して本当に恥ずかしいわ」

「そんなことはないですよ……」