反省と後悔だらけの人生…このままでは老後破産の可能性も

コロナの前年のお正月を実家で過ごした際、父から「お父さんが言う通りに教員になっていれば、今頃は子どもも2~3人いて安泰だっただろうに」と嫌味を言われました。その場にいた兄もすぐに「智恵子は認識が甘いんだよ。就職難だと分かっているのに周りの言うことを聞かずに暴走するからさ」と同調しました。

2人ともかなりお酒を飲んでいて口が滑りすぎた部分があったと思いますが、だとしても、それまでの自分の人生を否定されたようで不愉快な気分になりました。以降は、お盆やお正月に実家に顔は出しても2~3時間で引き上げるようにしています。

実家の財産がどれくらいあるのか知りませんが、将来父に万が一のことがあっても、相続は放棄するつもりです。今は付き合っている相手もいないので、将来、自分のことは自分でどうにかするしかないと腹をくくっています。

会社員生活は長くても給料が安いので、将来の年金には全く期待できません。スズメの涙の給料やボーナスからやり繰りして老後に向けた貯金をしていますが、「公的年金だけでは老後資金が2000万円足りない問題」の2000万円にすら遠く及びません。

このままいけば、老後破産間違いなしです。

無駄な足掻きとは思いつつ、金利も上がってきたので、虎の子の預貯金は少しでも利息を増やせればとネット銀行の金利をチェックしながら預け替えをしています。

早生まれの私は3月に50歳の誕生日を迎えたのですが、人生後半戦に突入して我が身を振り返ると、反省と後悔だらけです。それにしても、うらやましいのは今の新入社員世代です。

月末で辞めるという新人君は、恐らく、私よりたくさん給料をもらっているはずです。余剰資金はNISA(少額投資非課税制度)でコツコツ運用していけば、将来、老後資金に窮することもないのでしょう。同じ日本人でありながら、生まれた時代でこれほどの格差が生じるのは本当におかしいと思います。

我ながら情けないとは思いますが、今の私にとって一番の願いは好きなだけエアコンをかけたり、食材を買ったりすることなのです。

※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。