結婚相談所に入会する人は、みな優しい人を探しています。
それまでの結婚生活での悲しい思いや、物足りない恋人との日常を振り返り、今度こそ幸せになりたいとお思いになるのです。
今回は、優しくて素敵な夫を病気で亡くした女性の話。彼女の婚活や決断について紹介していきます。
「このままでは死にきれない」病室でしがみついた妻
三浦由紀子さん(仮名・60代)の夫は、とても優しい人でした。
病気で入院していて、由紀子さんも毎日のように病室を訪れていました。「あなたがいなくては生きていけない! 死なないで」としがみついて、夫を困らせたそうです。
周りの人からも、「旦那さんを心配させないでください。このままでは死にきれないから、大丈夫だと言ってあげてくださいよ」と言われるくらいだったそう。
夫は、残していく妻が心配だと言っていたそうです。友人、知人にも、由紀子さんのことを頼んでいました。子どももいましたが、子どもよりも妻を心配していたのです。それだけ由紀子さんは大切に思われ、愛されていたのです。
由紀子さんの夫は、3代続く資産家でした。
この資産管理は弁護士にお願いしていたこともあり、夫が亡くなった後で由紀子さんが生活に困るようなことはありません。
夫と結婚したのは、30代半ば。由紀子さんもなかなかご縁に恵まれずにいた中での出会いだったこともあり、年が離れ、そして離婚経験があり子どももいる夫と結婚をしたのです。
もともとこのご縁は、由紀子さんのお父さんが持ち込んだ縁談。このままでは、娘が生涯ひとりで過ごすことになってしまうと心配になったからです。
