2023年1月、三菱UFJ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 第1位「MUFGウェルス・インサイト・ファンド(標準型)」の概要

三菱UFJ銀行の1月ランキング1位は、「MUFGウェルス・インサイト・ファンド(標準型)」だった。同ファンドは、日本を含む世界各国の株式、債券、リート(不動産投資信託)、コモディティ(商品)、オルタナティブ資産に投資するバランスファンドである。12月は-4.5%のマイナスリターンとなったが、1月末の基準価額は1万454円と12月末の1万273円から約1.7%の上昇となった。2月以降も、同ファンドが三菱UFJ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■MUFGウェルス・インサイト・ファンド(標準型)
基準価額 1万273円
信託報酬 1.2565~1.2865%程度(年率・税込)
純資産残高 318.51億円

<騰落率>
1カ月 -4.5%
3カ月 -2.3%
6カ月 -2.1%
1年    -4.6%

※12月末時点

全体を見て:海外債券型ファンドが人気

三菱UFJ銀行では、海外債券型ファンドの人気が高かった。ランキング4位の「三菱UFJ/マッコーリー グローバル・インフラ債券ファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」は、世界のインフラ関連企業が発行する米ドル建て債券を実質的な主要投資対象とする債券型ファンドである。インフラ関連企業は、公益や通信、エネルギーなど日常生活に必要不可欠なサービスを提供している。12月は-4.2%のマイナスリターンとなったものの、ポートフォリオの最終利回りは5.5%となっている。高い利回りが期待できるファンドとして、2月以降も三菱UFJ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■三菱UFJ/マッコーリー グローバル・インフラ債券ファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
基準価額 8876円
信託報酬 1.32%(年率・税込)
純資産残高 898.19億円

<騰落率>
1カ月 -4.2%
3カ月 -4.4%
6カ月 -5.3%
1年    -6.2%

※12月末時点