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「トランプ復権」の2025年、世界経済とマーケットはどうなる? 最適な投資判断のために“いち早く”押さえておきたい「基本シナリオ」とは?

Finasee編集部
Finasee編集部
2025.01.27
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「トランプ復権」の2025年、世界経済とマーケットはどうなる? 最適な投資判断のために“いち早く”押さえておきたい「基本シナリオ」とは?

利下げに転じた米国、17年ぶりの利上げに踏み切った日本…2024年は世界経済がまだら模様へと転換する1年となった。トランプ政権の誕生やくすぶり続けるインフレ懸念…不確実性が払拭されないままグローバルマーケットは新たな1年を迎えようとしている。世界的な保険大手アクサグループの資産運用会社、アクサ・インベストメント・マネージャーズのコア・インベストメント最高投資責任者(CIO)でアジア担当を務めるエカテリーナ・ビゴス氏が2025年の世界経済の見通しおよび注目の資産クラスなどについて語る(前編)。

2025年、米国経済の見通しは?

2025年の市場は明らかにこれまでの景気サイクルとは異なった展開となるだろう。22年、23年と、日本以外の中央銀行はインフレ対策として利上げを行った。迎える25年は成長とインフレの状況がまだら模様となり、その差異によって金融政策、リスク資産の魅力度も変わってくる。

米国経済は今年(24年)夏ごろまではリセッション(景気後退)に突入するのではと見られていたが、年末が近づくにつれ景気や雇用の各種統計から比較的堅調であることは明らかだ。新規雇用も創出され、旺盛な消費も経済の堅調さを下支えしている。

コロナ禍の時期に積み上げられた貯蓄をほぼ使い切った米国の各世帯だが、消費性向はこれまでと変わり、より選択的となっている。24年末から25年の年初にかけて労働市場の堅調が維持されれば、個人消費の落ち込みもないというのが現在の想定だ。

アクサ・インベストメント・マネージャーズ コア・インベストメント最高投資責任者(CIO)
アジア担当 エカテリーナ・ビゴス氏
 

投資サイクルが再開、製造拠点の国内回帰が経済成長を支える

米国で注目すべき成長を支える要因は、政府がIRA法※、CHIPS法※※で信用力(資本)を提供したことにもある。これにより米国企業は拠点を米国に戻すリショアリングや、新規投資が可能になった。順調な個人消費に加えてこうした資金供給による多様な投資促進もプラス要因だ。

製造拠点、工場等のさらなる整備が進み、米国の設備投資は特に建設、産業用および輸送用機器等が23年比で大きく伸びている。製造業がさらに堅牢になれば、海外の製造拠点が米国内に回帰し、設備も最新化され製造業がより重要な位置を占めることにつながる可能性がある。

米国では高金利による資金調達コストの高まりを受け、企業は新たな借り入れを減らし、レバレッジを低く抑える行動をとったため、株式よりも債券に投資妙味がある状況だった。

一方で25年に向けては、好調な企業収益や新政権による成長促進策が追い風になると考えると、企業の信頼感が高まり、投資サイクルの再開が期待でき、米国経済を支える要因となるであろう。

※インフレ削減法…気候変動対策導入に対する税額控除
※※CHIPSプラス法…半導体産業支援に対する補助、助成

2025年、米国経済の見通しは?

2025年の市場は明らかにこれまでの景気サイクルとは異なった展開となるだろう。22年、23年と、日本以外の中央銀行はインフレ対策として利上げを行った。迎える25年は成長とインフレの状況がまだら模様となり、その差異によって金融政策、リスク資産の魅力度も変わってくる。

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「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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