これまでサステナブル金融の分野で政府が取り組んできた取り組みは主に2つあります。金融庁の「人材育成スキルマップ」と、環境省の「脱炭素アドバイザー」制度認証です。
人材育成スキルマップは、金融機関などでサステナブル金融分野に従事する担当職員などが必要とされる技能について整理したもので、金融庁が昨年12月に公表しました。
このスキルマップでは、サステナブル金融分野で求められるさまざまな知識、技能について、基礎から応用へ(1)サステナビリティの課題と意義、(2)サステナブルファイナンスの知見と実践、(3)実践を進めるソフトスキルの3つに分類。たとえば(2)サステナビリティの知見と実践では、国内外における規制の動向に関する理解などが求められるとしています。