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ネット証券4社 人気ファンドトップ5まとめ(2022年12月)

山下 耕太郎
山下 耕太郎
金融ライター/証券外務員1種
2023.01.15
無料
ネット証券4社 人気ファンドトップ5まとめ(2022年12月)

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説するシリーズ「Finaseeファンドウォッチ」。本記事では、ネット証券会社4社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券)の、2022年12月購入金額ランキングトップ5について見ていきます。

4社共通の傾向:S&P500種指数を対象にしたインデックスファンドが人気

ネット証券4社では、12月もS&P500種指数を対象にしたインデックスファンドが人気だった。三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の各ネット証券でのランキングは、以下の通り。

1.SBI証券 3位
2.楽天証券 1位
4.マネックス証券 4位
3.auカブコム証券 1位

ただ、11月は-4.8%のマイナスリターンとなり、12月末時点における基準価額も18,035円と11月末の19,380円に比べて約7%の下落となっている。同ファンドは円換算ベースのS&P500種指数を対象にしているので、円高・ドル安がマイナス要因となったのだ。今後は、米国株式市場の動向だけでなく、ドル円相場の動きも注視する必要があるだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  
基準価額  19,380円
信託報酬   0.0968%(年率・税込)
純資産残高 1兆6,301.54億円

<騰落率>
1カ月 -4.8%
3カ月 -0.2%
6カ月  3.8%
1年     5.1%

※11月末時点

全体を見て:ブル型ファンドが人気

ネット証券4社では、ブル型ファンドの人気も高かった。楽天投信投資顧問が運用する「楽天日本株4.3ブル」の各ネット証券でのランキングは、以下の通り。

1.SBI証券 6位
2.楽天証券 4位
4.マネックス証券 1位
3.auカブコム証券 2位

ただ、11月は6.2%のプラスリターンとなったものの、12月末の基準価額は8,196円と11月末の11,261円に比べて約28%下落している。同ファンドはハイリスク・ハイリターンのブル型ファンドなので投資初心者には勧められない。積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。

■楽天日本株4.3倍ブル  
基準価額 11,261円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 492.01億円

<騰落率>
1カ月   6.2%
3カ月  -4.8%
6カ月   2.8%
1年    -13.2%

※11月末時点

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finasee Pro 編集部

著者情報

山下 耕太郎
やました こうたろう
金融ライター/証券外務員1種
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011
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