金融株の上昇で直近のパフォーマンスは良好
購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。
・2026年8月末時点で銀行業が70.2%を占めており、国内株式市場全体へ分散するファンドと比べ、銀行株の値動きや業績の影響を強く受ける
・組入上位3銘柄で純資産総額の47.4%を占める特化型運用ファンドであり、特定企業の業績悪化や不祥事などがファンド全体へ大きく影響する可能性がある
・信託報酬は年率1.672%(税込)であり、低コストの国内株インデックスファンドと比べて運用コストがかさむ。購入時にも最大3.3%(税込)の手数料がかかる場合がある
・分配金は信託財産から支払われるため、その金額だけ基準価額が下落する。投資家の購入価額によっては、分配金の一部または全部が実質的な元本の払い戻しに相当する場合もある
続いて商品のパフォーマンスを紹介する。騰落率は以下の通りだ。
・1年 56.50%
・3年 172.49%
・5年 320.92%
・10年 509.04%
(2026年9月末現在、分配金再投資後)
直近では金融株の上昇がファンドの実績を押し上げているが、今後の金利や景気、金融市場の変化によって値動きが大きくなる可能性も考慮する必要があるだろう。
ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。
<向いている人>
・日本の金利環境や金融ビジネスの変化が、銀行や保険、証券会社の成長につながると考える人
・金融株への集中や特定銘柄の高い組入比率を理解し、大きな値動きを許容できる人
・NISAの成長投資枠などを活用し、運用担当者による銘柄選定を通じて中長期のリターンをめざしたい人
<向いていない人>
・幅広い業種や国・地域への分散投資を重視する人
・特定業種や特定銘柄への集中を避け、値動きを抑えたい人
・信託報酬や購入時手数料など、運用コストの低さを重視する人
今回は「ダイワ金融新時代ファンド」を紹介した。投資信託に正解はなく、資産形成への取り組みは人それぞれだ。フィナシー編集部では今後も、投資家の大切な資産を託せる“推し”といえるファンドを紹介していく予定だ。
執筆/フィナシー投資信託取材チーム
※記事内の数字は注記がない場合は2026年10月15日現在。資産構成、組入銘柄および組入比率は2026年9月末現在(出所:大和アセットマネジメント公式サイト、騰落率は資産運用業協会データ)
