2022年9月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

りそな銀行の9月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価（日経225）に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。8月は1.04%のプラスリターンとなったものの、9月末時点における基準価格は18,795円と、8月末の20,205円に比べて約7%の下落となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。10月以降も日経平均が下がる場面では、りそな銀行での買いが増える可能性は高いだろう。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 20,205円
信託報酬 0.55％
純資産残高 2,123.07億円

＜騰落率＞
1カ月 1.04％
3カ月 3.02％
6カ月 6.74％
1年   1.15％

※8月末時点

全体を見て：「りそなラップ型ファンド」が人気

9月より順位を落としたものの、「りそなラップ型ファンド」シリーズが10月も人気だった。同シリーズは国内外の債券や株式、リート（不動産投資信託）に分散投資し、信託財産の中長期的な安定性と成長を目指して運用を行う。ランキング6位の「安定成長型」の8月騰落率は-0.7％だった。金利上昇と株式下落によって分散投資が効きにくい状況ではあるが、10月以降もりそな銀行のランキング上位に同シリーズが入るかどうかに注目している。

■りそなラップ型ファンド（安定成長型）  
基準価額 12,304円
信託報酬 1.10％（年率・税込）
純資産残高 550億円

＜騰落率＞
1カ月 -0.7％
3カ月  0.2％
6カ月  0.2％
1年    -2.6％

※8月末時点