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「資産運用立国」の具体策が明らかに! 運用バックオフィスの全部委託、排出権ファンドの解禁など
「資産運用タスクフォース」第2回会合のポイント

川辺 和将
川辺 和将
金融ジャーナリスト
2023.10.23
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「資産運用立国」の具体策が明らかに! 運用バックオフィスの全部委託、排出権ファンドの解禁など<br />「資産運用タスクフォース」第2回会合のポイント

金融庁で18日、金融審議会の「資産運用に関するタスクフォース」第2回会合が開かれました。事務局側は資産運用に関連する業務の外部委託を拡大するための参入要件緩和、基準価額の算定に関するルールの柔軟化、投資信託による排出権(カーボンクレジット)の投資拡大、オルタナティブ投資を行う外国籍投信の組み入れに関する規制緩和などの方向性を示しました。政府が年末までに予定する「資産運用立国」に向けた新たな政策プランの策定を見据え、制度改正の具体像の断片が明らかにされた会合の模様をダイジェストでお伝えします。(川辺和将)

運用関連業務「丸ごと委託」を可能に

タスクフォースの前回会合では、国内の資産運用業を活性化するため、新規参入を後押しするための制度改正を進める方向性が固まりました。これを踏まえ今回の会合では、金融庁側がミドルバックオフィス業務の外部委託の推進について提案しました。

運用会社においては運用商品の企画、立案、運用といったコアとなる業務以外に、日々膨大なミドルバックオフィス業務が発生しています。投信委託業であれば、たとえば基準価額の算出、レポート作成、監査対応、デリバティブ取引の証拠金管理などがミドルバックオフィス業務に当たります。

運用関連業務「丸ごと委託」を可能に

タスクフォースの前回会合では、国内の資産運用業を活性化するため、新規参入を後押しするための制度改正を進める方向性が固まりました。これを踏まえ今回の会合では、金融庁側がミドルバックオフィス業務の外部委託の推進について提案しました。

運用会社においては運用商品の企画、立案、運用といったコアとなる業務以外に、日々膨大なミドルバックオフィス業務が発生しています。投信委託業であれば、たとえば基準価額の算出、レポート作成、監査対応、デリバティブ取引の証拠金管理などがミドルバックオフィス業務に当たります。

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著者情報

川辺 和将
かわべ かずまさ
金融ジャーナリスト
金融ジャーナリスト、「霞が関文学」評論家。毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大院(比較文学比較文化研究室)修了。
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