finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

米国の銀行破綻が影響? 大手銀行で「あのファンド」が売れているワケ

Finasee編集部
Finasee編集部
2023.06.01
無料
米国の銀行破綻が影響? 大手銀行で「あのファンド」が売れているワケ

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説するシリーズ「Finaseeファンドウォッチ」。本記事では、大手銀行(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行)の2023年4月の販売金額ランキングについて見ていきます。

日経平均株価に連動するインデックスファンドが不動の人気

大手銀行(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行)4月の販売ランキングでは、以下のように日経平均株価に連動するインデックスファンドが目立った。

三菱UFJ銀行
1位 eMAXIS 日経225インデックス
3位 三菱UFJインデックス225オープン

三井住友銀行
2位 三井住友・225オープン

りそな銀行
1位 日経225ノーロードオープン

三井住友信託銀行
3位 My SMT日経225インデックス(ノーロード)

日経平均株価は日本経済新聞社が算出・公表する日本の株式市場を代表する株価指数で、東京証券取引所プライムに上場する約2000銘柄のうち、市場の流動性が高い225銘柄の時価総額加重平均で構成されている。

日経平均株価の構成銘柄は、年に1回(通常10月初旬)、定期的に入れ替えを行う。定期見直しでは、市場の流動性や6つのセクター(テクノロジー、金融、消費、素材、資本財・その他、運輸・公共)のバランスが考慮される。そして、市場流動性が高い銘柄は組み入れ、市場流動性が低い銘柄は除外する。上記のほか、構成銘柄が上場廃止になるなど不測の事態が発生した場合は、一時的に入れ替えを行う。

日経平均株価は、日本の株式市場全体の動きを把握する上で重要な指標である。また、日本経済の景気動向を判断するための指標としてもよく利用されている。

日経平均株価を対象にしたインデックスファンドで純資産残高がもっとも多いのは、「日経225ノーロードオープン」である。同ファンドの基準価額やパフォーマンスは、以下の通り。

■日経225ノーロードオープン
基準価額  2万1067円
純資産残高  2248.60億円

<騰落率>
1カ月 2.87%
3カ月 6.50%
6カ月 5.50%
1年    9.16%

※4月末時点

4月は+2.87%と好調だった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向がある。4月、同ファンドは約270億円の資金流出となった。これは、国内公募投資信託(ETF除く)の中で最大である。5月は日経平均株価が3万1000円を突破し33年ぶりの高値を更新しているが、5月以降も日経平均株価に連動するインデックスファンドが大手銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
次のページ 米国の銀行破綻がトレンドに影響
1 2
前の記事
みんなの定番「ゆうちょ銀行」で今最も売れているファンドって?
2023.05.30
次の記事
日経平均がバブル崩壊後33年ぶりの最高値に 投資信託はどう動く?
2023.06.02

おすすめの記事

滋賀銀行の売れ筋にみえる「打診買い」、新規ランクインファンドの中で他を圧倒するパフォーマンスを残しているのは?

finasee Pro 編集部

⑥経営者保証がもたらす問題点と解決策【動画つき】

木下 勇人

【連載】投信ビジネスのあしたはどっちだ
資産形成を達成した後…「次なる課題」

生井澤 浩

改めて確認するアセット・スワップ会計の実務

岡本 修

ターゲットは“デジタル富裕層”―SMBCグループとSBIグループの新会社設立により「Olive」に新たな“プレミアムクラス”

Finasee編集部

著者情報

Finasee編集部
ふぃなしーへんしゅうぶ
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
【連載】投信ビジネスのあしたはどっちだ
資産形成を達成した後…「次なる課題」
⑥経営者保証がもたらす問題点と解決策【動画つき】
ターゲットは“デジタル富裕層”―SMBCグループとSBIグループの新会社設立により「Olive」に新たな“プレミアムクラス”
「支店長! 一般職に投信のセールスをしろとおっしゃいますが、日常業務が忙しくてとても無理です!」
滋賀銀行の売れ筋にみえる「打診買い」、新規ランクインファンドの中で他を圧倒するパフォーマンスを残しているのは?
「自立と連携」を掲げて試行錯誤を重ね、確立された「銀証連携」モデルが新時代を拓く case of しずおかフィナンシャルグループ
常陽銀行にみる株式ファンドへの逡巡、「相互関税」と「中東緊張」で様子見の中を上値に進むファンドは?
金融庁が「プログレスレポート2024」の公表を休止した深いワケ 「FDレポート」との違いが出せなくなった?
アクティブファンド復権!? 中国銀行で株式アクティブへの期待高まる。「ROBO」と「純金」の評価も向上
【新連載】投信ビジネスのあしたはどっちだ
①投信定量分析データをどう使うか~顧客本位の業務運営の観点から~
「支店長! 一般職に投信のセールスをしろとおっしゃいますが、日常業務が忙しくてとても無理です!」
アクティブファンド復権!? 中国銀行で株式アクティブへの期待高まる。「ROBO」と「純金」の評価も向上
ターゲットは“デジタル富裕層”―SMBCグループとSBIグループの新会社設立により「Olive」に新たな“プレミアムクラス”
【連載】投信ビジネスのあしたはどっちだ
資産形成を達成した後…「次なる課題」
みずほ銀行の売れ筋トップ10で「バランス型」3本がランクイン、市場のトレンドは変化するのか?
福岡銀行で「225」人気が衰えた理由は? 「純金」、「USリート」と「世界半導体投資」が人気化
サステナ投資促進策は終わり?「仕分け」の対象になってしまうのか
常陽銀行にみる株式ファンドへの逡巡、「相互関税」と「中東緊張」で様子見の中を上値に進むファンドは?
【ブルームバーグ寄稿】日本のAI規制関連が急展開 金融セクターにとってはまたとない機会に
年金を含む資産データ「一元化」は夢物語? 自民党「デジタルニッポン2025」の曖昧な書きぶり
「自立と連携」を掲げて試行錯誤を重ね、確立された「銀証連携」モデルが新時代を拓く case of しずおかフィナンシャルグループ
投信ビジネスに携わる金融のプロに聞く!「自分が買いたい」ファンド【アクティブファンド編】
【文月つむぎ】投信だけでなく保険販売でもFDを徹底できるか?知っておきたい「保険業法」改正のポイント
【文月つむぎ】「プラチナNISA」という言葉がない!自民党金融調査会の最新提言を読み解く
浪川攻の一刀両断
手数料自由化とファンドラップから見る日本と米国の証券リテール改革の相違
いわき信組の不正を見抜けなかった金融庁、「根本的な人員不足」も背景
トランプ関税の混乱を横目に「戦略的自律」をめざす欧州企業に可能性、「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」の視点とは?
「支店長! ゴールベースアプローチをすれば、お客さま本位の提案になるということでよいですか?」
今月スタートした「投資運用関係業務受託業」を金融庁が激推し!金融機関に勤める中堅・若手の有望な移籍先に?
「支店長! 一般職に投信のセールスをしろとおっしゃいますが、日常業務が忙しくてとても無理です!」
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2025 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら