「AI」と「新型機」好調で上方修正 営業益2年連続の倍増へ
続いて、足元で進行する今期(27年3月期)の業績を見てみましょう。
今期は順調なスタートとなりました。第1四半期は受注高が前年同期比でほぼ倍増、営業利益と純利益はそれぞれ2.9倍と2.2倍に急伸します。受注高・売上高・営業利益は、いずれも四半期ベースで過去最高を更新しました。
【FUJIの業績(27年3月期第1四半期)】
・受注高:857.84億円(前年同期比+96.6%)
・売上高:605.97億円(同+45.9%)
・営業利益:152.12億円(同+192.6%)
・純利益:126.22億円(同+122.1%)
出所:FUJI 決算短信
けん引役は旺盛なAI投資です。営業利益は前年同期比で100億円増加していますが、うち70億円をAIサーバー関連需要増を主因とした販売数量の増加が占めています。
また、新型機「NXTR(ネクストアール)」への移行も、部材費の増加と差し引き同46億円の営業増益要因となりました。FUJIは高速装着機について旧型機からNXTRに一本化しており、ロボットソリューションの売上に占める旧型機の比率はゼロになった一方、NXTRの比率は前年同期の30%から54%に上昇しました。NXTRへの切り替えが進んだことで売価と操業度が改善し、利益率の向上に貢献しています。
さらに、通期の業績予想も上方修正します。AIサーバー関連需要が引き続き高水準で推移する見通しであることに加え、半導体領域での引き合いも強く、業績は従来予想を上回って拡大する計画へ見直されました。営業増益率は前期比48.9%増から同104.9%増へと引き上げられ、前期(26年3月期、同112.5%増)に引き続き2年連続で倍増する予想です。
【FUJIの業績予想(27年3月期)】
・受注高:2560億円(前期比+23.4%、期首予想比+450億円)
・売上高:2440億円(同+35.1%、+330億円)
・営業利益:600億円(同+104.9%、+164億円)
・純利益:440億円(同+179.7%、+110億円)
※同第1四半期時点における同社の予想
出所:FUJI 決算短信
