三菱アセット・ブレインズがまとめた2024年10月の公募ファンドの純資産残高は106兆1120億円で前月比5兆4030億円増加して史上最高を更新した。資産別には「外国株式型」が約57兆8790億円と前月の53兆3630億円から残高が4兆5160億円増加し、次に残高が大きい「国内株式型」は約12兆560億円と前月比820億円増、「複合資産型」は約12兆400億円で前月比3430億円増加した。
ただし、資金流出入額全体として見ると、3カ月連続で月次流入額の総額が減少している。10月は約6140億円の資金純流入で前月の9550億円から流入額が3410億円減少した。資産別にみると流入額の大きな資産クラスは「外国株式型」(約6210億円)、「複合資産型」(約640億円)、「エマージング株式型」(約230億円)となり、前月は約580億円の資金流入だった「国内株式型」は約640億円の資金流出に転じた。資金流出は「国内株式型」の他は「外国債券型」(流出額は約300億円)、「国内債券型」(同約60億円)だった。