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国内株式1位は高配当株ファンド 外国株式でテーマ型ファンドが選ばれる理由って? 

Finasee編集部
Finasee編集部
2023.08.25
無料

外国株式型では「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」に資金が集まる

 

インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は7月24日、同社が運用する公募投資信託「世界のベスト」シリーズの運用資産総額が7000億円に達し、7405億円となったことを発表した。

「世界のベスト」とは、世界中の株式の中から、「成長+配当+割安」の投資スタイルにこだわり、厳選した世界株式ファンドである。20年以上にわたる実績を誇り、多様な投資家のニーズに応えるため、以下のような選択肢を用意している。

毎月決算型
・為替ヘッジあり
・為替ヘッジなし

年1回決算型    
・為替ヘッジあり   
 ・為替ヘッジなし

投資家が自分に合ったコースを選ぶことができ、より柔軟な投資が可能となっているのだ。その中でもインベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の7月の資金流入額は約847億円で、79カ月連続の純資金流入を記録している。パフォーマンスも好調なので、8月以降も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。

■インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
基準価額     9265円
信託報酬     1.903%(年率・税込)
純資産残高 7332.61億円

<騰落率>
1カ月 2.55%
3カ月 14.62%
6カ月 20.48%
1年     26.52%

※7月末時点

テーマ型ファンドのパフォーマンスが好調

 

外国株式型の7月の月間収益率上位には、「eコマース」や「フィンテック」などのテーマ型ファンドが多い。テーマ型ファンドは、テーマに沿って銘柄を選定し運用するファンドである。成長性の高いテーマへ集中的に投資するアクティブファンドが主流だが、インデックスファンドのテーマ型投資信託も登場し、運用会社が作成したインデックスに連動する運用を目指すものもある。

テーマ型ファンドが選ばれる理由は、プロの運用会社に投資を任せられることと、投資方針がわかりやすく、大きな利益を狙えるから可能性があるからだ。投資信託は、多くの投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用し、その利益を投資家に還元する金融商品である。また、投資する銘柄の選定基準が明確なテーマ型ファンドは、投資方針がわかりやすく、大きなリターンを狙える。ただ、成長が期待できるテーマにできるだけ長期で投資することが大切だ。また、集中投資しているのでリスクが高くなる点には注意が必要である。

そして、7月の新規設定ファンドでもテーマ型ファンドの「半導体関連世界株式戦略ファンド」が約560億円の資金を集めた。これは、今年に設定された国内公募投信(上場投資信託=ETFを除く)では2番目の規模である。日本を含む世界の半導体関連企業の株式に投資するもので、SMBC日興証券が1社で販売した。

外国株式型の純資産残高1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」

 

外国株式型の純資産残高1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。円安・ドル高が進んだことにより、同ファンドの7月末の基準価額は2万2984円と過去最高値圏にある。好調なパフォーマンスを背景に、8月以降も純資産残高を増やす可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額     2万2984円
信託報酬     0.09372%(年率・税込)
純資産残高 2兆4610.27億円

<騰落率>
1カ月 1.4%
3カ月 16.8%
6カ月 24.1%
1年     19.5%

※7月末時点

執筆/山下耕太郎(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会) 

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「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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