finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

いま改めて考える
国内プライベートエクイティの投資機会と活用可能性②

Part2 地域金融機関に聞く国内PE投資の狙いと実務のポイント

finasee Pro 編集部
finasee Pro 編集部
2023.12.27
無料
いま改めて考える<br />国内プライベートエクイティの投資機会と活用可能性②

国内の非上場企業を対象としたプライベートエクイティ(PE)投資は、オルタナティブ資産としての歴史が長く、多くの地域金融機関に採用されている資産クラスだ。
PE投資とはバイアウト・ファンド、ベンチャーキャピタルファンド、企業再生ファンド、ディストレストファンドなどを包含する言葉だが、地域金融機関の間に広く普及しているのはバイアウト・ファンドとベンチャーキャピタルであり、さらに本誌のテーマでもある「外部ファンド活用」の観点では、バイアウト・ファンドによる純投資が中心だ。
本特集では、国内PE市場の現状を俯瞰するとともに、地域金融機関における収益補強策やポートフォリオ運用の観点から、その投資機会を改めて整理する。
また、地域金融機関が自ら投資子会社を立ち上げるケースも増えていることから、外部ファンドの知見を自行のビジネスにどう活かすか、といった視点でも投資意義を探っていく。
*この記事は『ニュー・プロップ』2023年11月号からの転載です

Part2 地域金融機関に聞く 国内PE投資の狙いと実務のポイント

大阪商工信用金庫
常務理事 資金運用部長 兼 企業投資室長
須河内 浩二氏

――まずは、現在の有価証券ポートフォリオにおけるプライベートアセット投資の状況からお聞かせください。

私が当庫に着任した2016年4月以降、ポートフォリオの中身を入れ替えながら「その他有価証券」の比率を増やしていきましたが、その中で2017年からプライベートアセットへの投資を始めました。

現在は国内プライベートエクイティ(PE)のバイアウト・ファンドのほか、プライベートデット(PD)、メザニンデット、ベンチャーキャピタル(VC)、不動産など46のジェネラルパートナー(GP)にコミットしていて、金額(コミットメント)ベースではPDが42%を占め、GPの数ではバイアウトが最も多く(44%)なっています。

Part2 地域金融機関に聞く 国内PE投資の狙いと実務のポイント

大阪商工信用金庫
常務理事 資金運用部長 兼 企業投資室長
須河内 浩二氏

――まずは、現在の有価証券ポートフォリオにおけるプライベートアセット投資の状況からお聞かせください。

私が当庫に着任した2016年4月以降、ポートフォリオの中身を入れ替えながら「その他有価証券」の比率を増やしていきましたが、その中で2017年からプライベートアセットへの投資を始めました。

現在は国内プライベートエクイティ(PE)のバイアウト・ファンドのほか、プライベートデット(PD)、メザニンデット、ベンチャーキャピタル(VC)、不動産など46のジェネラルパートナー(GP)にコミットしていて、金額(コミットメント)ベースではPDが42%を占め、GPの数ではバイアウトが最も多く(44%)なっています。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
1

関連キーワード

  • #オルタナティブ
  • #プライベートアセット

おすすめの記事

こんな議論してたっけ!?資金交付制度だけじゃなかった、地域金融力WG報告書案で飛び出した注目ポイント3選

川辺 和将

マネックス証券の売れ筋で国内株は「ブル型」で強気、「純金ファンド」がトップ10から消える

finasee Pro 編集部

「誰も取り残さない」を理念に企業型確定拠出年金を運営―電通総研ITがアプリを活用して実践した効果的な施策とは?

finasee Pro 編集部

【運用会社ランキングVol.4】野村アセットマネジメントが2年連続トップ、3位に急浮上したのは大和アセットマネジメント/ゆうちょ銀行・郵便局編

finasee Pro 編集部

楽天証券の売れ筋で「オルカン」がトップに。米国市場への警戒感を背景に「世界のベスト」もランクイン

finasee Pro 編集部

著者情報

finasee Pro 編集部
ふぃなしーぷろへんしゅうぶ
「Finasee」の姉妹メディア「Finasee PRO」は、銀行や証券会社といった金融機関でリテールビジネスに携わるプロフェッショナルに向けたオンライン・コミュニティメディアです。金融行政をめぐる最新動向をはじめ、金融機関のプロフェッショナルにとって役立つ多様なコンテンツを日々配信。投資家の皆さんにも有益な記事を選りすぐり、「Finasee」にも配信中です。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
【運用会社ランキングVol.4】野村アセットマネジメントが2年連続トップ、3位に急浮上したのは大和アセットマネジメント/ゆうちょ銀行・郵便局編
経営、本部、販売現場が価値観を共有し「真のコンサルティング営業」の実践へ case of ちゅうぎんフィナンシャルグループ/中国銀行
マネックス証券の売れ筋で国内株は「ブル型」で強気、「純金ファンド」がトップ10から消える
こんな議論してたっけ!?資金交付制度だけじゃなかった、地域金融力WG報告書案で飛び出した注目ポイント3選
【金融風土記】東日本大震災からまもなく15年、福島の金融勢力図を読む
「中途半端は許されない」不退転の覚悟で挑むリテール分野への新たなるチャレンジ case of 三菱UFJフィナンシャル・グループ
「支店長! お客さまへ良い提案をするためのコンサルティング能力はどうやって向上させればいいですか。何に関心を持つべきでしょう」
【運用会社ランキングVol.3/販売会社一般編②】販社からの評価を高める「野村」の底力と「フィデリティ」の運用力、2年連続で総合トップの「アモーヴァ」は安泰か
【プロはこう見る!投資信託の動向】
NISAに必要か?「毎月分配型」「債券メイン」ファンド、「特定の年齢層対象の制度」
新たな商品・制度の導入は、投資家のリスク許容度・理解度が鍵
企業型確定拠出年金の制度運営に中小企業ならではの距離感を活かす―新宮運送が構築した“一人ひとりに寄り添う”サポートの形
経営、本部、販売現場が価値観を共有し「真のコンサルティング営業」の実践へ case of ちゅうぎんフィナンシャルグループ/中国銀行
「中途半端は許されない」不退転の覚悟で挑むリテール分野への新たなるチャレンジ case of 三菱UFJフィナンシャル・グループ
【プロはこう見る!投資信託の動向】
NISAに必要か?「毎月分配型」「債券メイン」ファンド、「特定の年齢層対象の制度」
新たな商品・制度の導入は、投資家のリスク許容度・理解度が鍵
【金融風土記】東日本大震災からまもなく15年、福島の金融勢力図を読む
J. フロント リテイリングに聞く企業型確定拠出年金制度運営の秘訣―継続投資教育の参加率が驚異の80%超えの理由とは?
「支店長! お客さまへ良い提案をするためのコンサルティング能力はどうやって向上させればいいですか。何に関心を持つべきでしょう」
第16回 資産運用にまつわるさまざまな常識を疑え!【総集編】
「資産運用において疑うべき常識」を振り返る
【連載】藤原延介のアセマネインサイト㉖
~米国投資信託最新事情
ミューチュアルファンド初の30兆ドル突破も、米国株ファンドから過去最大の資金流出
【運用会社ランキングVol.3/販売会社一般編②】販社からの評価を高める「野村」の底力と「フィデリティ」の運用力、2年連続で総合トップの「アモーヴァ」は安泰か
【運用会社ランキングVol.1】販売会社が運用会社に求めるものは、運用力か人的支援か? 2025年の評価を発表!
【金融風土記】東日本大震災からまもなく15年、福島の金融勢力図を読む
経営、本部、販売現場が価値観を共有し「真のコンサルティング営業」の実践へ case of ちゅうぎんフィナンシャルグループ/中国銀行
【プロはこう見る!投資信託の動向】
NISAに必要か?「毎月分配型」「債券メイン」ファンド、「特定の年齢層対象の制度」
新たな商品・制度の導入は、投資家のリスク許容度・理解度が鍵
【運用会社ランキングVol.1】販売会社が運用会社に求めるものは、運用力か人的支援か? 2025年の評価を発表!
【連載】こたえてください森脇さん
⑪預かり資産業務に対するマネジメント層の理解が低い
「中途半端は許されない」不退転の覚悟で挑むリテール分野への新たなるチャレンジ case of 三菱UFJフィナンシャル・グループ
【連載】こたえてください森脇さん
⑫元本保証でない商品の販売を嫌がる職員への働きかけ
長野市vs松本市"不仲説"を乗り越え統合の八十二銀・長野銀が、「もう取引しない」と立腹の取引先と雪解けに至るまで
【みさき透】高市内閣で「運用立国」から「投資立国」へのシフトが加速へ
三井住友銀行の売れ筋でランクアップしたファンドは? ランクインした「ライフ・ジャーニー」は期待以上のリターン
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2025 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら